不審者扱いされるのを危惧して女児を交番に届けなかった事態相次ぐ
夜道で一人泣いていた女児に声をかける事ができず警察への連絡にとどめた理由
現代の複雑な事情を反映している例です。夜道で泣いている女児がいたので、声を掛けようと思いました。
しかし、ウッカリ声をかけると子供が騒ぎ始めて助けようとした自分自身が不審者扱いされるかも知れないと懸念。
そのため警察に連絡したところ、交番に連れてくるように警察官に言われたのを断り通報に留めたという例。
知らない人について行ってはいけないという教育
この男性が女児に声をかけるのをためらった理由は、自治体や警察が提供する不審者情報配信サービスがあるからです。
女児に声をかけてもし騒がれたら、助けようとした自分が不審者扱いされる事を怖れたのです。
毎日携帯電話に不審者の情報メールが届きますが、子供に声をかけただけで不審者扱いされるケースもあるので笑っては済まされません。
電車内で痴漢扱いされないように両手を上に上げて立っていますが、それと同じような事ですね。
人間同士が信頼できない世の中ではなかなか子供を助けるシステムもできにくいと言えます。
このままでは、助けてあげられた筈の子供が不審者の犠牲になってしまう場合も少なからずあるでしょう。