入学までに行動面で身に着けたい事
学校のような社会生活・団体生活では時間に沿って行動できることが前提で成り立っています。それができるためには、「時計」を理解して時計を見ながらの行動ができる必要があります。
時計に沿って行動する意識作り・きっかけ作り
生活が時間で成り立っている事を子供たちは意識していない段階から、時計を意識して生活するようになる段階にいるわけです。大人にとって当たり前の時計ですが、読み方を教える前に、時計を意識させることが大事です。最初は家の中に時計が何処に幾つあるのかを意識させる事から始めましょう。時計はアナログで教えて下さい。デジタルで教えても子供は理解できません。針の位置と時の流れが関連していることが時間の理解に結びつくからです。
それから屋外ですね。それこそ学校の校舎には大きな時計が遠くからでも見えますね。あるいはスーパーの中にもあります。デジタルの時計よりもアナログの時計の針の位置と生活のスケジュールがつながってくればしめたものです。
「3時のおやつよ。ほら時計の;短い針が右にあるし、長い針が真上向いているでしょ。これが3時よ」なんて言いながらおやつを上げましょう。
「晩ごはんは7時よ。時計の長い針は真上向いているけど短い針は何処向いていると思う?」などと少し問いかけながら楽しくやりましょう。決して時計の読み方を全部教え込もうなんてことは思わないように。
「ランドセル」が届いていたら、「時計の針がここに来たら朝の7時だからランドセルを背負って学校に行くのよ。」「時計の短い針がここに来たら夜の8時だからランドセルに教科書いれるのよ」などと学校生活を意識した教え方をしてみましょう。
その内時計を意識して生活のスケジュールに沿って行動が少しでもできれば誉めてあげましょう。間違っても時計を読めるように教え込もうなんて事は止めて下さいね。