A4フラットファイル対応とA4クリアファイル対応、どちらのランドセルを選ぶかは大きな問題ですか?
2016年度になってA4フラットファイル対応ランドセルが大幅に増えてきました。時代の流れはランドセルの大型化に向かっています。ただこれはランドセルメーカーが上手く宣伝しているという側面も否めません。
確かにA4フラットファイルが入らなければ手提げ袋に入れればいいんです。更に言えばA4クリアファイル対応ランドセルに無理すれば入らないこともないんですよ。大マチが多少膨れますが。
A4クリファイル対応ランドセルが軽くて良い?
軽いランドセルが良いと言います。軽いランドセルとは人工皮革であったり、A4クリアファイル対応ランドセルであったりしますね。
軽くて小さなランドセルが良くて、それに入らない物を、手提げ袋に入れて運ぶのが良いと割り切って考えるのは、ちょっと待ってくださいと言いたくなります。
例えば3sの荷物をランドセルに2.5s入れて、0.5kgを手提げ袋に入れて下げる場合と少し大きめのランドセルに全て入れるのと比べてみてください。
どちらも運ぶ重さは同じです。ランドセルが少し軽いけど小さいから荷物が入らないから手提げ袋に入れて運ぶわけですね。
ランドセルは合理的に物を運ぶ機能が優れている
ランドセルは合理的に物を運べるようにできているんです。その方が負担が少ないはずです。片手に少し重い荷物を持たせるのは、体の成長にとってアンバランスになる可能性もあります。
ランドセルのA4フラットファイルが入る入らないという問題もありますが、一定の重さのある荷物をどのように運ぶのが合理的かというと、背負い安いランドセルに全て入れて運ぶのが最も合理的なのは明らかだと思います。
ランドセルが200g程軽いかどうかは問題になるような事ではありません。
ランドセルショップの店員の話は、お店に都合の良い事を話して当然
A4フラットファイル対応のランドセルを売っているイオンに行けば、「A4フラットファイルを使うのだからA4フラットファイルにするのが当然」と説明して売ろうとします。
逆にイトーヨーカ堂に行ってみると、A4クリアファイル対応のランドセルしかなかったので、「A4フラットファイル対応にすると、中の本が横ずれして、体が不安定、筆箱の中身も出てしまう」と言います。
本当の事を言っているんですが、それぞれが自分の都合の良い説明をしているだけですので、説明不足がかなりあります。
A4フラットファイルランドセルのメリットとデメリットについてまとめてみます。
A4フラットファイル対応ランドセルのメリット
- A4フラットファイルをランドセルに収納できる。特に音楽の楽譜などはファイルが大きい。
- 両手に何も持たないので、転んでも手が付けるし、色々な事態に咄嗟に対応しやすい。
- 荷物を大容量のランドセルに入れる事で、バランスのとれた立位や歩行姿勢がとりやすい。成長期の子供にとっては重要なことです。
A4フラットファイル対応ランドセルのデメリット
- 横幅で10o近く広くなることで、学校のロッカーに入らない場合がある(確認が必要です)
- 少し大きくなることで少し重くなる(背負い安ければ大した問題ではありません)
ランドセルが一番合理的な体に負担の来ない荷物の運び方になるでしょう。それだけ優れた運搬のためのツールなんです。
だからA4フラットファイル対応のランドセルになるべく荷物を入れ、合理的に運んだ方が子供への負担も少ないですよ。