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ランドセルの部分の名称と機能

ランドセルの購入を検討するときに、各部分の名称を理解しておかないと、店員の説明が何となくしか理解できませんし、質問する内容も重い浮かばないものです。

 

購入した後で「ああ、あのときこのことを聞いておけばよかった」と後悔しないとは限りません。ランドセルを選ぶときの比較もしづらくなります。

 

またランドセルメーカーで呼び名が違う部分もあるので、余計に混乱しやすくなります。一応の名称は頭においてランドセル選びをしませんか。わからなくなったときにここで確認してみて下さい。

 

 

ランドセルのパーツの名称と機能

ランドセルの名称  ランドセルの名称を学ぶためのランドセル画像

 

ランドセルを背当て側から見た画像  

名称と機能の説明

 

かぶせ(冠)

 

カブセ

ランドセルのフタのことです。素材としてはクラリーノを代表とする人工皮革や、牛革、コードバンなどの自然皮革もあります。

 

ランドセルの顔ともいえる部分です。この部分に刺繍やステッチを入れることでランドセルとしての個性が一番発揮できるパーツでもあります。

 

カブセのデザインは色々であり、ランドセルの顔の役割を果たします。

 

極太の糸で手縫いの美しいステッチがあしらってあったり、ミシン縫いだったり、コンビカラーといってフチだけを別の色になっているカブセも人気があります。

 

 

何の飾りも無い素朴なカブセも美しいと感じるものがあります。
また、画像のような学習院型のカブセの開け閉めはランドセルを横にしたまま行いますが、半カブセは背負ったままでも、床に立てたままでも開け閉めができるので便利です。

 

安全ナスカン

 

体操着袋や給食袋をぶら下げる事が多いのですが、自転車や車あるいはエレベーターなどの巻き込み事故の原因となる場合があるので、荷物はできるだけランドセルのメインポケット(大マチ)に入れたほうが良いですね。

 

15〜20sの力が加わると外れる「安全ナスカン」を選べば例え巻き込まれても外れるので安心です。

 

このナスカンが外力で外れるかどうか、外れたら自分で再装着できるかどうかはメーカーによって違うので確認しておいた方が良いです。

 

鞄工房山本の安全ナスカンは15sの外力で外れる

左は鞄工房山本の安全ナスカンです。このなすかんに荷物を下げている時に、15s程度の外力が加わると外れるようになっています

 

外れた後も簡単に装着して再度使えます。

萬勇鞄のナスカンは2017年現在、固定型です。これには、安全ナスカンは何度も外れると、プラスティックの抵抗が甘くなりすぐに外れるようになるからです。萬勇鞄はなるべくナスカンは使わず、ランドセルの中に入れるという基本方針です。

 

ララちゃんランドセルは、30〜50sの負荷が加わって初めて外れます。かなり大きな力なので壊れて外れます。ララちゃんに連絡すれば無料でパーツを送ってくれます。

 

大マチ

 

大マチ

ランドセルの一番大きいポケット(メインポケット)を形作るランドセルの横にあるパーツの事。ポケットの奥行を作る部分です。ランドセルの容量を決める一番重要なパーツと言えます。
 
ランドセルの奥行を形作り、メインポケットに教科書やノートを入れます。2016年度まではA4クリアファイルの入る幅=220o以上が普通でしたが、2016年度からはA4フラットファイル対応が主流になっています。

 

参考)人気ランドセルのサイズ=大マチを比較する

 

 

A4クリアファイルサイズの大マチ
横幅222~226×奥行き110〜115×高さ310o

 

A4ポケットファイルサイズの大マチ
横幅232 ~235×奥行き120×高さ310~320o
キッズアミの奥行は120〜150oもある大容量です。

 

小マチ

 

小マチ

ランドセルの小さなポケットを形作る、ランドセルの側面にある重要なパーツです。

 

 

 

大マチに対して小さなマチのことです。大マチをメインポケットとも呼ぶように、小マチは内(サブ)ポケットを形作るパーツです。

 

サブポケットには筆箱やノートを入れる事が多いので、小マチの幅が入るノートの冊数を決める収納部の容量を決めるので重要です。

前(前段、ポーチ)ポケット

前ポケット

 

画像は萬勇鞄に前(ポーチ)ポケット。
80mmは、ポケットのマチ幅なので、想像以上に容量があります。

 

ランドセルの容量はメインポケット(一番大きな空間)だけが注目されますが、この前ポケットやサブポケットの容量のチェックがとても重要なのでチェックしてみてください。

 

ただ、公式サイトにも数値が乗せていないところが多いので、気になる方は問い合わせましょう。

前ポケット

 

左は鞄工房山本の前ポケットです。

 

山本も80mmのマチ幅があるし、口がかなり広がるので、物の出し入れがしやすくてとても使いやすいです。

 

このように、口が大きく広がると、中の掃除もしやすくてメンテナンスが楽です。

反射鋲

 

自動車のライトが当たると反射して光るので、ドライバーに小学生の存在を知らせるという安全面での機能を持っています。
ただ、小さいのでドライバーが注意していないと目につくほどではありません。
 
参考)カブセの鋲を比較する

 

 

ランドセルメーカーによってなかなかお洒落な種類の色々な鋲があります。またランドセルの側面のベルト部分には反射テープがついていて、自動車のライトを反射します。

 

反射鋲はランドセルメーカーで特色があるが、車からの視認性を高める役割が大きい   

 

前締め

 

ジャバラになっている小さいポケット(小マチ)が拡がるのを防ぐためのベルトです。

 

 

キッズアミの前締め

キッズアミのフレックスランドセルはマチ幅が120〜150oで調整できます。
その場合の前締めの役割は、マチ幅が広がり過ぎないようにする事です。

肩ベルト(肩ひも)

 

肩ベルト

レンジャクともいいます。ランドセルを背負うためのベルトです。25度立ち上げて肩にフィットさせたり、肩ベルトの中に樹脂を入れて立ち上がらせたものなど角度をつけて立ち上がっている肩ベルトが最近は多いです。

 

一方で立ち上がらせず、弯曲を敢えて作らず、子供の肩に自然に馴染ませて自然な弯曲を作る肩ベルトもあります。どちらが優れているとは言えない特徴です。

 

各メーカーで色々な工夫と考えが見られます。
参考)肩ベルトの比較。案外知らない重要な事

 

 

 

ランドセルの中で一番負荷がかかるパーツなので、一枚皮にして継ぎ目を作らずに作っている肩ベルトが丈夫です。

 

継ぎ合わせた肩ベルトもあるので確認してください。薄いベルトだと6年間待たずに千切れる場合もあるので、大事なパーツです。1枚革かどうか確認してみて下さい。

 

例えば鞄工房山本は1枚の長い革から肩ベルトを立体裁断しており、かなりの丈夫さがあります。

 

フィット感も大事なので、肩ベルト内部にクッション材を使っているか、肩からずり落ちない形状になっているかも大事です。

 

夏の暑い時期を考えれば、通気性も配慮しておくべき部分です。背中の汗で困る子も少なくないですから、通気性と素材が大事ですね。

 

背カン

 

肩ベルトと本体の背中側を結ぶもの。左右別々に開くと肩ベルトが左右別々に開くから背負いやすいメーカーもあり、左右同時に動くから背負い安としているメーカーなど様々です。

 

実際にはどちらも背負い安さに違いは対してないでしょう。左右に開く背カンのおかげでランドセルが背中にピッタします。

 

いずれにしろ背負い安さに影響するパーツなので重要です。お店に行った時には、触ってみてください。

 

参考)ランドセルの背カン選びで悩んでいます
人気のブランドランドセルを比較
背カンのアーム部分の比較
背カンが髪を挟まない機能を比較

フィットちゃん背カンは左右別々に動く

 

画像は左右別々に動くフィットちゃん背カン。

 

このフィットちゃんを使ってるランドセルは全てフィットちゃんランドセル。laponte(ハシモト)でなくてもがフィットちゃん背カンを使っているだけでフィットちゃんランドセルを名乗れます。

背当て

 

別名はUカット。通気性が良く背中にフィットする工夫がランドセルを軽く感じさせます。
 
体感重量を軽くするのに重要な部分です。カットの方法は色々な種類があります。

 

 

通気性と背中にフィットしていることが大事。画像はフィットちゃんのエアーフレッシュの背当て。通気性、透湿性、撥水性に優れています。
 
通気性や柔らかくて体にフィットする機能が快適出るかどうかをチェックすることが大切です。この背当ての材質がソフト牛革のような吸湿性の高い自然皮革である場合もあります。材質のチェックをしてください。
 

 

フィットちゃんの背当て 

 

オートロック Dカン

カブセを閉め忘れて、前屈みをした時にランドセルの中身をぶちまけてしまうことがあるため、オートロックが開発されました。今では当たり前のようにどのランドセルについていますが、鞄工房山本では壊れてしまうとランドセルが開かなくなるため、2016年まで壊れないオートロックの自信作ができるまでは、普通の手動ロックを採用していました。

 

個人的には、なにもかも便利にすると、そこに注意を払わなくなってしまうことが良いのかどうなのか・・と思います。

 

肩ベルトの両側の手の届きやすい位置に、安産ブザーなどをぶら下げて安全面の利便性を高める目的でついているものです。

 

不審者などに遭遇した場合には、咄嗟に手が届く位置でないと操作ができないため、画像のような位置にある。

 

ただ、安全ブザーは、しっかりと訓練をしておかないと、咄嗟には使えないので、練習をしておかないといけません。

 

 

 

 

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