ランドセルの故障ワースト5
最初にランドセルの故障は案外少ないことをまず認識してください。少ない故障例の中での話になります。
特にランドセルの背カンの破損例が多いのが目立ちます。付け根のプラスティックが折れたというものが多いのですが、6年保証が付いているランドセルを購入している筈ですから、まずは無料の保証を使うことです。
1位 背カンの破損
背カンのアーム部分にプラスティックが使ってあるランドセルではプラスティックが折れる事があります。
こうなった場合には背カン全体を交換する。長年使っていると紫外線などで劣化を起こしたり、寒い時期にはプラスティックが硬くなって脆くなります。
また、きちんとした設計がされず、粗悪な素材が使ってある場合も折れてしまいます。
フィットちゃんでは背カンを10万回屈曲試験をして耐久性をシビアに検査しています。背カン部分の樹脂素材の柔軟性をより高めることで耐久性が改善されています。
2位 背負いベルト(肩ベルト)の断裂
3年間使っただけでこんなに断裂しています。まず人工皮革の質が悪すぎます。質が悪いとベルトの穴が広がってやがて裂けてしまいます。
ベルトを新品に替えるかあるいはツギハギ修理するかのどちらかですが、新品に交換した方が良いでしょうね。
3位 Y字ベロ金具
カブセの先端についているY字型のパーツの金具部分から切れる。毎日開けたり閉めたりするのでとても負担がかかる箇所だから切れやすい。
切れてしまった部分を1cmカットして下がり金具を付け直して治します。
安っぽい素材は凄く切れやすいんです。
4位 オートロック錠前
かぶせのロックを閉め忘れて、お辞儀をした時にランドセルの中身がドッサリと出てしまう事があります。
それを防ぐために、自動的に閉まる錠前が流行りました。しかし一旦故障してしまうと開かなくなるので、今ではオートロック錠前を使わない事も多くなっています。
5位 ナスカン
安全ナスカンといってランドセルの両側に荷物をぶら下げるためのナスカンが付いています。
車にぶら下げている荷物が巻き込まれる事故を防ぐためのもので、外れたあと簡単に装着できるものと、修理が必要なものとがあります。
壊れたナスカンの修理は購入したお店かメーカーに依頼しましょう。