このエントリーをはてなブックマークに追加 

【東京】中村鞄は今大人気のランドセルメーカー。ショールームを訪問してきました。

中村鞄製作所に出かけることにしました。

 

〒123-0872 東京都足立区江北1-32-1

 

創業1960年、中村鞄製作所は若手から熟練職人約20人による手作りランドセル工房です。本社以外にショールームを持たないので、展示会以外では本社に出向かなければランドセルを実際に見ることは出来ないんです。

 

年間製造数は1万を超えるので、工房系ランドセルの中でも比較的量産する工房です。(*鞄工房山本が年間1.4万本製作)

 

中村鞄製作所へのアクセス

 

中村鞄製作所へのアクセス

 

2018年4月5日午後に伺いました。東京駅から山の手線(内回り)の西日暮里で下車して、いったん改札を出て日暮里・舎人ライナーの西日暮里駅を目指して歩道を130メートルほど歩きます。

 

西日暮里・舎人ライナー

 

日暮里・舎人ライナーで5駅先の高野(こうや)で下車します。高野下車して徒歩で5分。中村鞄製作所は広い道路沿いにあります。

 

高野駅から道なりに少し歩くと中村鞄製作所があります

高野駅を降りた時、強烈な風が吹き荒れていました。近くの交番で場所を尋ねるとすぐ近くでマクドナルドの近くと教えてもらいました。

 

中村鞄製作所へのアクセス

 

 

親子、祖父母と孫のお客さんが5組ランドセルを背負ったりしていました。男性スタッフが丁寧に説明して下さいました。

 

 

価格が魅力の中村鞄製作所

中村鞄製作所は年間1万本以上のランドセルを製作していますが、素材で分けてみると、コードバン、牛革ボルサ、ベルエース(人工皮革)の3種類があります。

 

気になる価格は以下のようでした。コードバンや牛革のランドセルも相対的に安いですね。

 

  • 馬革コードバンベーシック(2色)¥88,000(税込・送料無料)
  • 馬革コードバンパステルクラシック(3色)¥88,000(税込・送料無料)
  • 牛革ボルサベーシック(4色)¥63,000(税込・送料無料)
  • 牛革ボルサパステルクラシック(12色)¥63,000(税込・送料無料)
  • ベルエースベーシック(3色)¥48,000(税込・送料無料)
  • ベルエースハート(4色)¥51,000(税込・送料無料)
  • ベルエースパステルクラシック(9色)¥48,000(税込・送料無料)

男性スタッフに色々と聞きました

中村鞄製作所の特徴は何?

 

 

中村鞄製作所が特に意識して取り組んでいる事はなんですか?


 

 

シャトルクッション

 

はい、まず、ランドセルが直接体に接触するのは背あてと肩ベルトです。中村鞄では背あては「ソフト牛革」とNASAで使用されているクッションが使われています。

 

クッションは弾力と耐久性があって6年間厚みが変わりません。背中への当たりが優しいのでとっても楽に背負えるんですよ。

 

U型の凸凹があるので、暑い夏でも通気性が良くて熱がこもらないようにできているんです。


 

金属背カン

 

 

中村鞄製作所の金属背カン

 

 

その背カンは金属ですね。どうしてプラスティックではなく金属なんですか?


 

左右の背カンが別々に軽く動きます。プラスティックではなくステンレスなので錆びないし強度があります。六価クロムメッキをしていないのも子供さんの健康にも安心です。


ソフト牛革

 

 

中村鞄製作所の背あてはクッション性が高い 

 

この背あてはずいぶん柔らかなクッションなんですね。


 

背あても肩ベルトも通気性と捻じれに対する強度のあるソフト牛革を使っています。やはり天然皮革と人工皮革の通気性の差は大きいんです。
肩の形にピッタリとフィットする内側に入り込んでいるので、走ってもずれません。

 

肩ベルトもソフト牛革を使っているので、ねじれに強く柔らかな当たり。防水・防カビ機能があるので衛生的にも問題がないんです。


 

話しを聞くと、ランドセルを製作している職人は20人ほどとのことでした。職人さんもランドセルの説明ができるように教育しているそうです。

 

男性スタッフは好印象で、丁寧に説明してもらえました。工房の見学は「子供連れ」に限るとのことで、今回は見学はできませんでした。

 

まとめ

中村鞄製作所 

 

中村鞄製作所は背負い心地も対応も好評なランドセル工房です。

 

中村鞄製作所のランドセルは比較的大量に生産していることもあって、工房系の中では比較的安価です。

 

 

 

 

【東京】中村鞄は今大人気のランドセルメーカー。ショールームを訪問してきました。関連ページ

東京都内にある人気ランドセルの店舗 | 実際にチェックしてランドセルを選ぶ
ランドセルを東京都内で探す時に、どこにどんなランドセルのショールームや販売店舗があるのかについての情報がまとまっていないので困ります。 そこで専門系、工房系、百貨店、総合スーパーなどのランドセル店舗についてまとめてみました。
【東京】村瀬鞄行渋谷店で徹底した仕事ぶりについて伺いました
村瀬鞄行は名古屋に本店のある工房です。東京渋谷にあるショールームで村瀬鞄行の製作のポリシーを聞き、実際にランドセルを見て触ってきました。正直いって村瀬鞄行のランドセルはデザイン的にお洒落でも天然皮革は重いです。それは丈夫で高度な防水機能や背負いやすランドセルを追求した結果です。もちろん軽いモデルもあるなど幅広いモデルを揃えています。実際にお聞きした話を紹介します。
【東京】黒川鞄は厳選した素材で徹底した手作り人気のランドセルを製造
黒川鞄は富山のランドセル工房。徹底して厳選された素材で徹底した手作りランドセルを製造しています。大量生産ではない本当の手作りにこだわっているランドセル工房です。
【広島】土屋鞄は工芸的作品を製作 | 広島・童具店実際に調査しました
土屋鞄は工房系ランドセルのシェアの8割を占める大手です。これまでA4クリアファイル対応のランドセルのみの製造でしたが、2018年度に販売不振に陥り2019年度に急遽A4フラットファイル対応に変更しました。とても性能の良いランドセルなのでこれからの売れ行きが期待できます。
【東京】池田屋 銀座店 | 池田屋の「子ども思い」を実際に調査
池田屋ランドセルの方針は「子ども思い」。背負う子供の立場からランドセル作りをしています。手荒に使われることを大前提に壊れない、痛くない、体にフィットするランドセル。もし子供がわざと壊したとしても、6年の間無料修理が受けられるので安心して購入出来ます。
【東京】フィットちゃん八重洲ショールームで全てのランドセルを調査してきた
フィットちゃん八重洲ショールームを訪問して、パステルガール、べっぴんさん、ハンサムボーイDXや牛革やコードバンなどの新作ランドセルの紹介をしてもらいました。
【名古屋】セイバン栄店の2019年度に売れたランドセル状況 | 名古屋の興味深い特殊事情
セイバン栄店で店長様とセイバンの広報の方に2019年度の販売状況をお聞きしました。名古屋では5月の連休が販売のピークという点が他の地域とは違いました。また誰がランドセルを決めるのかについても大阪と東京との間くらいの決め方というのが興味深かったですね。