オオバランドセルの特徴と背負って快適な秘密
伸縮性に富んだ高級な革を使っているので、背負っている子供の体にぴったりと馴染んで、後ろからそっと抱きしめられている背負心地になってきます。
項目 |
快適な背負い心地のための設計のポイント |
かぶせ |
ベルトの付け根と一体化されて丈夫にできています(特許取得)。長いカブセが特徴です。
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大マチの補強 |
はがねと樹脂で補強しているので、6年間型崩れしません。
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A4クリアファイル対応とA4フラットファイル対応 |
2016年現在、A4クリアファイル対応とA4フラットファイル対応の2種類のサイズのランドセルを製作しています。今でも教科書サイズの大半はA5やB5です。しかし中にはA4サイズの副教材もあるため、収納サイズに余裕を持たせた設計をするようになりました。
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背板(背当て) |
ウレタンフォームで4層の構造で背当てを作っているので、背中がとても楽です。
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背中の荷重分散 |
体にフィットするように3方の凸凹が柔らかく背中に当たります。
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肩ベルト |
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オオバランドセルの優れた点
手作りの良さを実感できる
重要な部分は機械によるミシン縫いとは違って、「目打ち」と「菱きり」で手縫いをしています。工房系のランドセルは仕上げは手縫いが特徴ですが、オオバランドセルの技術は高いものです。
体にフィットする独特の傾き
ランドセルが腰に対して斜めに接しています。この傾きが背中全体にフィットするポイントです。この傾きは「カバンのフジタ」のランドセルにも見られますが、他には余り見かけません。
超一級の素材を使う
使うほどに味わいの出る自然皮革を厳選して使用しています。素材の善し悪しは素人には分からないので、良い素材を選びたい方はオオバランドセルで実現できます。
シンプルなデザイン
あえてシンプルなデザインで、素材の良さを活かすランドセル作りをしています。シンプルで美しいランドセルです。
オオバランドセルの少し惜しい点
固定背カンを使用
左右に拡がる背カンが一般的な中、伝統的に固定背カンが使われています。30センチも身長が伸びるといわれる6年間、肩幅や胸周りも大きくなるのに、左右に拡がらない固定背カンの背負い心地はどうでしょうか!?
A4フラットファイル対応が少ない
オオバランドセルはA4クリアファイル対応のみと誤解されています。以前は確かにそうでしたが、現在はA4フラットファイル対応も生産しています。(普通のことなんですけどネ 笑)。
工房系はなかなかA4フラットファイル対応に切り替えないところがあります。土屋鞄のように販売が不調になってやっと切り替えるところなどもあります。