ランドセルが型崩れしないかどうかチェックしてますか?
ランドセル選びにはなるべく丈夫なものをと誰もが思っています。しかし、パッと見ただけでは判断がつかないパーツもあるのでご紹介しましょう。
丈夫さで重要なのは次です。その中で型くずれに大きく関係するのが1.大マチに型くずれ対策がしてあるかどうかになります。
- 大マチに型くずれ対策がしてある
- 素材や、素材の厚みが十分
- 金属部分であるはずのパーツがプラスティックになっていない
- 背カンのプラスティックが4mm以上ある
- 細い金属を使っていない
あるランドセルは1年も使っていないのに型崩れするに、別のランドセルは、6年間手荒く使っても全く型崩れしなかったりします。
その違いを見分けるにはどこを見たらいいか説明していきます。各ブランドランドセルが行っている型崩れ対策も紹介します。
型崩れしないかどうかは大マチでわかる
ランドセルの本体の横には大マチといわれるパーツがあります。大マチの上部には型崩れを防ぐ固いプラスティックのパーツが入っているのが普通です。
画像は鞄工房山本ですが、丈夫な芯材が入っているのがわかります。この芯材が入っているかどうかをチェックします。中国製のランドセルには、ボール紙を使っている場合もあるので、いくら安価でも購入はおすすめしません。
鞄工房山本の大マチには試行錯誤しながら最近上のような強度のある樹脂製の芯材が入っています。
品質が良い日本製のランドセルは、見えない部分にも手抜きをしていません。
こういうパーツこそが、ランドセルの型崩れをしないためには大事です。職人的なこだわりから高価な材料をつかっています。
大マチ上部に芯材が入っていないランドセルは型崩れはもちろん雨にも弱い
ところが安物のランドセルには、先ほどの大マチ上部の固い板が入っていないランドセルがあります。もしかしたら高額のランドセルの場合もあります。
ところで少なくともこのサイトで扱っているランドセルには、芯材が入っているので安心してください。
画像の黒いランドセルだけでなくて赤いランドセルも、この固い芯材が入っていません。
しかし外から見ただけでは、入っていない事はわからないので、注意してください。
それでも何とか見抜く方法を教えます。画像のように指ではさんで見てください。ダンボールなら簡単に潰れます。中身が段ボールなんて信じられませんよね。
気づかないところを、信じられないような手抜きをしているランドセルがあって、それを購入している人がいるということです。
こんなランドセルを購入したら最悪ですよ。大マチの上部に、山本と同じ次のような固いプラスティック板が入ってないと、ランドセルは簡単に型崩れするということです。
このプラスティック板が入っていれば、次の画像のように両側から挟んでも型崩れしません。
ランドセルメーカーは型崩れ防止のためにどんな工夫をしているでしょう
天使のはねのセイバン
天使のはねは痛みやすい取り出し口(最上部)には変形防止樹脂とワイヤーが入って変形を防止します。
セイバンのランドセルは106kgの外部加圧に耐える強度があるんです。強い力が加わっても元通りの形に戻ります。
|
フィットちゃん
フィットちゃんはトリプルガードという3方から大きな力が加わっても変形しない大マチと底板をずっと巡る板が入っています。
この工夫で非常に大きな力が加わっても型崩れはしないし、中の物を守る事ができます。 |
池田屋ランドセル
池田屋ランドセルはメインポケットの大マチと前側に型崩れ防止の樹脂フレームで一体構造で型崩れを防止しています。。
型崩れを防ぐ変形防止板
|
萬勇鞄
|
鞄工房山本
|
土屋鞄
|
フィットちゃんの型崩れ対策を動画でチェック
フィットちゃんの型崩れ対策を動画でチェックします。トリプルガード(独自の3方一体型強化プレート)、ダブル補強(取り出し口、ベルトの通し穴、底面角部)について分かりやすく説明。
まとめ
型崩れ対策は工房系は大マチ上部に硬い固定板を入れてるものが殆どです。(池田屋ランドセルは例外です)が、セイバンやフィットちゃんなどの専門系(量産)メーカーの型崩れ対策は徹底しています。
大マチや前面や底など3方向を一体構造プレートで強固な対策してるので、丈夫なランドセルの最有力候補です。