ランドセルの肩ベルト比較〜あとで後悔するかも知れない案外盲点な事〜

ランドセルアドバイザーKUMIKO

肩ベルトはランドセルの背負いやすさに大きい影響を与えますし、ストレスのかかる部位なので破損の危険のある部位でもあります。

 

盲点というのは、「高学年になると肩ベルトが短くて、有償修理する人がいる。」という点です。

 

ブランドランドセルでは肩ベルトが短いことはまずありません。ですが、一応お店で聞いてチェックしましょうね。

 

私だったら肩ベルトの長さについて答えられないような不勉強なところはプロとは認めません。キリッ(笑)

 

ランドセル購入に当たって参考になる、肩ベルトの比較をしてみたので参考にしてください。

 

子供の成長は予測できないため、肩ベルトの長さが不足することもおこり得ます。

 

本来は、ランドセルというものは大きく成長しても肩ベルトの長さが十分にあるのが望ましいのですが、メーカーによっては寸足らずになることがあります。

 

ランドセルを選ぶ時には子供が何センチまで成長することを想定した肩ベルトなのかを確認してください。

 

購入後でも相談には乗ってくれますが、肩ベルトを長くする場合は殆どの場合が有料です。その点を考慮して鞄工房山本のランドセルは身長170センチぐらいに伸びても背負えるように作ってあります。肩ベルトの長さの確認は案外忘れがちなことです。

 

また、肩ベルトの弯曲に関しても意見が分かれます

 

肩ベルトが背カンと繋がった部分から角度をもって立ち上がり、肩のカーブに沿ったような弯曲をしているランドセルが多いです(フィットちゃん。天使のはね、萬勇鞄)。

 

しかし敢えて弯曲させていないものもあります。(鞄工房山本、ララちゃん)最初から弯曲させない方針にも根拠があります。どちらが優れているとは言えず子供一人一人で違ってくるものでしょう。

 

弯曲が最初からあると子供の肩の状態によっては馴染まない場合もあるという事です。

 

それぞれメリットがあります。最初から弯曲していても子供たちに馴染むものであれば問題はないし、最初は弯曲がなくても時間をかけて肩にフィットさせて弯曲をつけるという考え方も正しいと思います。

 

⇒ 肩ベルトの長さの実際についての記事はこちら

 

 

肩ベルト比較

 

 

フィットちゃん

 

フィットちゃんの肩ベルトは背カンの部分から角度をつけて立ち上がっている 

 

背カンの機能で25度の角度に立ち上がっています。肩ベルト内部には立ち上げのためのパーツは入っていません。そのため肩に違和感を感じる事はないです。
 
肩ベルトの内部は衝撃を緩和するダブルクッションになっています。肩ベルトを体に沿った弯曲形状にしてるので、肩への設置面積が広がります。
 
その結果体への負担が減って体感重量を軽く感じる仕組みの肩ベルトになっています。従来品に比べて50%肩への負担が軽減されています。

 

萬勇鞄

 

萬勇鞄のランドセルの肩ベルトは角度をつけて立ち上がっている 

 

肩ベルトは背カンの機能により立ち上がっています。肩ベルト内部には立ち上げのためのパーツは入っていません。

 

 

肩ベルトは、ご覧のようにS字形状をしていて、肩と体幹部にフィットするような工夫がなされています。肩ベルトのクッションは2種類の厚み、硬さの異なるスポンジでできており肩に優しくフィットします。

 

背当てのU字型のクッション部が背中にピッタリとフィットして、肩ベルトとともに、横にずれない機能ももたせてあるので快適に背負えます。
 
肩ベルトは画像のように背中から脇へスムースに回り込むラウンド形状になっているので、肩から外れにくい仕組みになっています。走ってもずれません。
 

 

鞄工房山本

 

鞄工房山本の肩ベルトにはつなぎ目が無いので丈夫です

 

鞄工房山本の肩ベルトの素材は画像のように、表も裏もつなぎ目の無い一枚の牛革です。

 

牛革が最も丈夫で大きな負荷のかかる肩ベルトに適しています。肩ベルトの素材まで気を使わないかもしれませんが、是非チェックしてみてください。
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カタログの写真の多くが、肩ベルトが立ち上がってるかのように誤解しやすい写真になっています。この写真を見るとわかりますが、鞄工房山本の肩ベルトは立ち上がっていません。
 
子供たちの肩に馴染んでいくうちに自然に弯曲ができて立ち上がり、フィットするように配慮されています。飽く迄自然にフィットする事を大事にしています。

 

鞄工房山本は自然皮革のランドセルを製造しています。肩ベルトは牛革とクッションを合わせて、つなぎ目が無い、丈夫で肩にフィットする肩ベルトに仕上げています。

 

身長が170センチぐらいになっても背負える肩ベルトです。

 

 

鞄工房山本のランドセルは肩ベルトが立ち上がっていない

 

何度も言うようで恐縮ですが、画像を見れば肩ベルトはフィットちゃんや天使のはねのようには立ち上がってはいないとわかります。子供の肩に自然にフィットする設計は随所に見られます。

 

肩ベルトが立ち上がっていない利点はもうひとつあります。それは背カンのプラスティック部分が折れにくいことです。

 

下の画像のように肩ベルトが立ち上がってる場合背カンが下に曲がらないことで立ち上がらせているものが多いです。

 

そうすると背カンのプラスティック部分が薄くて狭いものは無理な力が下にかかると折れることがあります。山本はこのような背カンを使っていません。

 

フィットちゃん、天使のはねのようにこのような背カンを使っていても、品質の高い背カンを使っているのでまず折れる事はありません。危ないのは2流や海外のメーカーのランドセルです。

 

背カンには下方向に曲がらないものがある

 

 

 

 

ララちゃん

 

ララちゃんランドセルの肩ベルトは体を包み込むような形状

 

ララちゃんランドセルの肩ベルトは立ち上がっていません 

 

画像を見るとわかりますが、ララちゃんの肩ベルトは立ち上がっていません。背負っているうちに子供たちの肩に自然にフィットするように配慮されています。

 

ランドセルのベルトの形を見るとわかりますが、萬勇鞄の肩ベルトと似ています。体にフィットするような曲線を描いたベルトになっています。

 

素材はベルバイオ5

 

 

左の画像の通り肩ベルトはフィットちゃんのようには角度を持って立ち上がっていません。鞄工房山本の肩ベルトに似ています。

 

天使のはね(セイバン)

 

 

セイバンの天使のはねの肩ベルトには芯材が入って立ち上がらせている 

 

肩ベルトは大きな力が働くので、一番切れやすい部分です。どのような素材を使っているのかチェックしましょう。最も丈夫なのは牛革です。

 

天使のはねは本体素材(表)と肩ベルト素材(表)は統一されていることが多いようです。

 

モデルによって裏にプレスレザーを使っています。クラリーノランドセルの肩ベルトは肩ベルトの表もクラリーノということです。

 

肩ベルトに「天使のはね」というプラスティックの芯材が入って弯曲を形作っています。背負う子供の肩の弯曲に沿うように工夫されています。

 

 

肩ベルトは「体感重量」を軽くしてずれない仕組みになっています。ランドセルが「体にフィットする」肩ベルトに仕上げています。また写真の部分にずれないための溝があることがわかります。

 

全体としてはS字状になっているので横ずれせず肩・体にフィットします。当然肩に直接あたる部分にはウレタンパッドが入って、クッション性を持たせています。

 

このサイトに載せているメーカーの殆どが同じような機能を持たせています。セイバンをはじめ各メーカーの独自の工夫は同じ理想的な肩ベルトに生み出したという事です。

 

 

 

⇒ 肩ベルトの長さの実際についての記事はこちら

 

肩ベルトの組み方

簡単な事ですが、組み立てる前に一応見ておいてください。

 

 

 

肩ベルト比較のまとめ

短い肩ベルトを長くするのは有料の修理ですから、肩ベルトは成長しても(170センチぐらいになっても)背負える長さがあるのか確認しましょう。
肩ベルトは角度をつけて立ち上がっている物とそうでないものとがあります。

 

見た目は立ち上がっている方が肩にフィットしそうに見えますが、実際にはそうでもない場合もあります。角度をつけて立ち上がらせて肩に馴染む肩ベルトの特徴は、肩ベルトに芯材を入れて無理矢理立ち上がらせていないことです。

 

ここで紹介したランドセルの中で鞄工房山本とララちゃんランドセルは、立ち上がっていませんが、2~3か月かけて使う子供の肩に馴染む事を第一にしているからです。ですから、立ち上がっていない⇒肩にフィットしないと云う事ではありません。

 

参考記事)
新品の肩ベルトにシワが入る

 

 

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