背カンのランドセル別比較とアーム部分の破損
背カンのアーム部分は殆どがプラスティックを使ってあり、時に破損することがあります。破損して初めて「プラスティックだったの!?」と驚くわけです。
背カンのアームがプラスティックの理由
でもこの部分はプラスティックの方が望ましいんですよ。この部分がプラスティックになっているには理由があります。ある程度可塑性(柔軟性)がないと背負い心地が悪いし、金属だと曲げ伸ばしによる金属疲労から破損の可能性があるからです。。
少し想像してみてください。背負ったり、走ったり、脱いだりする時に背カンのこの部分が柔軟でないと、ゴツゴツして背負えたものじゃありません。そういう理由でランドセルメーカーは背カンのアーム部分をプラスティックにしています。
エンジニアリングプラスティック
プラスティックとはいえ耐用試験を重ねてあるエンジニアリングプラスチックといって、金属以上に耐用性があるので問題は起こりません。
画像で説明すれば次のようになります。プラスティック部分は1流品はエンジニアリングプラスティックで強度があるのですが、2流品だと薄いただのプラスティックで破損しやすいです。
そうはいってもエンジニアリングプラスチックでも壊れる確率は0ではありません。しかし、背カンのトップメーカーモミジヤの背カンにはまず問題は起こりません。
2流の背カンはプラスティックが粗悪
背カンを2流メーカーの物を使ったりすると簡単に壊れることがあります。が、フィットちゃん背カンは未だブラスティック部分が破損して修理をしたことは無いと言います。
ランドセルを購入する時に背カンのプラスティックの品質をチェックする人は殆どいないでしょう。人気ブランドのランドセルには問題の無い背カンを使っているので、人気のあるランドセルを購入した方が良いです。
背カンが破損すれば6年保証の対象ですから、しっかり使いましょう。修理期間の代替ランドセルが有料のランドセルは購入せず無料のランドセルを選びましょう。このサイトで取り上げてるランドセルはん無料です。
長年ランドセル修理をしている方からの情報ですが、ランドセルの立ち上がりのために、背カンの前方向の動きを制限するので、大きな力が制限方向に加わると破損につながります。
ブランドランドセルには屈伸テストを何度も繰り返した優れた背カンが使ってあるので、まず壊れることはないそうです。どういうことなのか、動画を見て貰えばわかります。
参考)ランドセルの肩ベルトが立ち上がっていると背カンが壊れやすいのでは?
背カンのアーム部分比較
フィットちゃん |
背カン部分の10万回の屈曲試験を行って耐久性をチェック。 樹脂素材の柔軟性を高めて耐久性を向上させている。
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萬勇鞄 |
背カンの内部素材は金属です。内部素材はメーカーで違ってきます。モミジヤという背カンメーカーは信頼度抜群。 背カンと本体は中空鋲(金属)でしっかりと留められ、背カンにはつなぎに三角カンが使われています。 背カンは左右別々に動くウイング背カン。ウイング背かんの内部素材は金属ですが、ウイング背カンに似た背カンでも内部が樹脂だったり、それぞれ違いがあります。
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鞄工房山本 |
アーム部分はやはりプラスティックです。 直接鞄工房山本に問い合わせたところ、6年間破損などが出ないものを厳選しており、 通常使用で破損したランドセルはありませんとのことでした。
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ララちゃん |
ララちゃんランドセルの背カンのアーム部分は全てチタン仕様です。金属アレルギーの子にはぴったりかも知れません。 殆どのランドセルメーカーがエンジニアリングブラスティック であるのに比べて、珍しいとも言えます。ララちゃんの肩ベルトは鞄工房山本と同じで立っていません。自然に肩ベルトが使う子供の肩の形状になるように配慮されています。 |
背カンのアーム部分とランドセルメーカー背カン比較のまとめ
背カンは、フィットちゃん背カンやモミジヤの背カンなど、背カンのトップメーカーのものが使ってあるランドセルにしましょう。
何故かというと、背カン部分がいい加減なものだと、大きな力が働き破損となってしまうことが少ないからです。
ランドセルの破損は背カンに多いという事実があるからです。軽めのランドセルはこの壊れやすい背カンという問題もあるので注意してください。このサイトで紹介しているランドセルは信頼できる背カンを使っています。
参考)粗悪な背カンの持つ「壊れやすい」「髪を挟む」という2つの問題