格安・激安ランドセルの購入の経験 | 短期間ではデメリットに気づかない
格安・激安ランドセルの品質についてはよほど注意して選びましょう。例えば素材がPUの場合2〜3年後に裂けるかもしれない。PUとは合成皮革で人工皮革とは違います。品質を知らずに選んで後悔することは避けましょう。電話したりお店の人に大丈夫ですか?と聞いても、「いいえ、2〜3年後に裂ける可能性があります」なんて言いませんから。
格安・激安ランドセルといっても最近は2〜3万円もするので格安でもありません。ここでは一応1万円以内のランドセルとしておきます。これだけ安いのは安いなりの理由があります。殆どの場合その理由は購入者にとってデメリットであることが多いものです。
それでも購入者の口コミを読んでみると、デメリットに気付かない人もいるようです。格安ランドセルのデメリットに気づかない人は、小学校最後の1年間だけ使う目的で購入しているような場合です。
どんなに安いランドセルでも1年間背負っただけで壊れるランドセルはあまり無く、2〜3年すると問題が出てくることが多いことを知って下さい。小学校1年生に購入するにはリスクが高いことが問題です。
同じ格安・激安ランドセルの口コミがこんなに大きく違うとは
ランドセル A4ファイル対応 防水仕上げ 2016年新学期お祝い
このランドセルについて販売者側の説明で気になる表現は「A4ファイル対応」というところです。ランドセルを探しているお母さんにランドセルの知識があまりなかったら、勘違いしやすい表現が「A4ファイル対応」です。
A4ファイル対応の意味を知っていますか
A4ファイル対応にはA4クリアファイル対応とA4フラットファイル対応の2つがあります。この2種類のサイズのファイルが全て入るのはA4フラットファイル対応ランドセルだけです。(たわんで良いのなら入りますけど・・)
どちらも「A4ファイル対応」ランドセルと呼ぶので、A4フラットファイルが入ると思ってたのにA4クリアファイルしか入らなかったということがあります。もう一度言いますが、「A4ファイル対応」でもA4フラットファイルが入るものも入らないものもあります。
お母さん方は一度A4版サイズ、A4クリアファイル、A4フラットファイルの違いを整理しておいた方が後悔しないでしょう。
A4ファイル対応
- A4クリアファイル対応
- A4フラットファイル対応
A4ファイル対応の意味を整理
A4 |
意味 |
A4用紙サイズ |
画像のA4判用紙のサイズのこと。教科書のA4判サイズも縦横がこのサイズになります。
この用紙を綴じずに整理するのがA4クリアファイルなので、A4クリアファイルはA4用紙サイズより大きくなります。
A4用紙のサイズで最も小さいサイズと覚えておきましょう。
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A4クリアファイル(対応) |
A4用紙よりも幅で10o、縦は310oなので13o長い。ランドセルに入りにくければ多少カットして構いません。
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A4フラットファイル(対応) |
幅は230oとなっており、A4クリアファイルよりも10o広くなっています。
A4判用紙サイズに比べれば20o広いので、A4版対応ランドセルに入れるのはかなり厳しいです。
ランドセルの310oの高さもやや足りないのでファイルの上が潰れそうですね。
現在はこのファイルが入るランドセルを購入するのが一般的ですし、一番間違いが無いランドセルの選び方でしょう。
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格安・激安ランドセルを評価する
A4フラットファイル対応はA4クリアファイル対応よりも1pほど横幅が広いランドセルになります。
結論ですが、この格安ランドセルの「A4ファイル対応」は、A4クリアファイル対応のランドセルの可能性が高いですね。
そのことを明記していないことに意図的な不親切を感じます。
スペックを整理してみましょう。
内寸 |
外寸:横幅270×奥行205×高さ390o
外寸だけでは、A4フラットファイルが入るのかは分からないです。
メインポケットと書いてサイズが書いてあるのが内寸です。
このメインポケット、横105×奥行240×高さ315o と書いてありますが、横と奥行の数値が入れ替わって表記してあります。
随分基本的な部分の表現が間違っていますね。日本製ならあり得ない間違いです。
本当は横幅240×奥行105×高さ315o
この通りであれば、A4フラットファイルは入ります。
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重さ |
1,400g |
素材 |
ポリウレタン |
6年保証 |
メーカー6年間保証 |
価格 |
19,800円⇒ 9,980円 |
生産国 |
不明 |
素材がポリウレタン!少々驚きです。嫌な予感がします。
中国製ではよくあることですが、日本製のランドセルでポリウレタン製は聞いたことがありません。
ポリウレタンのどこが問題でしょうか。合成皮革は人工皮革とは違うという事が問題なんです。
クラリーノ人工皮革。牛・豚・羊の本革の特徴に可能な限り似せてあるのが人工皮革で裏基布が不織布です。不織布だから裂けにくい構造です。
合成皮革は織・編布の名前のとおりに織ってあるので、織り目に沿って裂けるといったことがあるのが大きなデメリットです。このPU(ポリウレタン)は合成皮革なので、6年間も使うランドセルとして選ぶかどうかは明らかです。
参考)合成皮革と人工皮革クラリーノの種類と特徴を比較する
他には金具が錆びる素材ではないかとか、金属であるはずのパーツがプラスティックでないかとか、とても気になるところです。それにホームページも無いようなランドセルは信頼できるものだろうかと・・疑問がフツフツと湧いてきます。
格安・激安ランドセル購入者の口コミ
格安・激安ランドセルにがっかり
商品説明に中国製と書いてなかった。届いた段ボールを見てmade in china と書いてあったのにがっくり。日本製のわけありのクラリーノランドセルがとてもよかったので、これも良いだろうと勝手に勘違いしていました。
材質、品質が大分落ちます。
格安・激安ランドセルに満足
同じランドセルでも満足してる人もいるようです。
直ぐに届きました。軽くて丈夫(1,400gが軽いですかね?)。ピンクの色の綺麗さに娘も喜びました。背当てのクッションも負担がすくなくて程よいクッション性。いろいろ見て回って、決めたランドセルに満足。
中国のタオパオ仕入れの格安・激安の粗悪ランドセル
安いですが、中国産のポリウレタンです!ポリウレタンは2〜3年しか持たないので保証も3年でしたが、他のランドセル会社が6年なので6年にしたんでしょう。実際に故障した時に無償修理をしてくれるのか大いに不安ががあります。
もし買うとすれば、5,6年生に使ってきたランドセルが壊れて1年間の間に合わせに購入するぐらいなら向いてますが、1年生が購入すると6年間は持たないでしょう。
アマゾンでは、素材がポリウレタンとなっているのに、楽天ではクラリーノと書いてありました。どちらが正しいのか問い合わせると「ポリウレタン」が正しかったです。防水仕上げもおそらく簡単にワックスがぬってあるだけではないでしょうか。
2014年モデルキャサリンコテージA4フラットファイル対応
A4縦型フラットファイルが収納可能となっています。⇒ 本当でしょうか。確認が必要です。
プリントや連絡所などの整理がラクラク。前後左右全面にある反射テープとキラキラ光る鋲により暗いところでも車から見えるので子供を360度方向から認識、しっかりサポートするとあります。
これはどのランドセルでもそうですね。でもどれぐらい反射するかは、違いがあると思いますよ。素材もクラリーノでは無く上質合成皮革つまり少し高級なビニールと言ったところでしょうか。
ランドセルのスペック
内寸 |
カタログがぼやけて良く見えない。見えないようにしてあるのか微妙です。拡大して確認すると、
横幅220×奥行105×高さ300oと書いてあります。
A4フラットファイルが入るには、横幅は230o以上が必要なので、これには入りませんよ。
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素材 |
上質合成皮革 |
重さ |
1,135g |
6年保証 |
あります。 |
価格 |
45,080円 ⇒ 5,925円 |
生産国 |
中国製 |
その他 |
半自動ロックと書いてありましたが、完全手動です。 |
購入者の口コミ
5千円を切るランドセルに大きな期待をしている人はいないでしょう。それなりのものだと考えているということが前提の口コミだと読んでください。
また、6年使ってみてどうだったという口コミではなく、配達された時点のものですので、使うと色々と出てくると思います。
安くて何とか教科書を運べれば、それでよしとするなら良いのでは?ただ気になるのが六価クロムなど危険な重金属を使っているかどうかの情報が皆無ということです。
汗で溶け出した六価クロムはじめ危険な重金属は6年間の間にそうとう体を蝕むという視点が全く欠けていることが気になります。
安いだけのもの
来年入学する子のために購入。ただ、安物の色や素材感です。
半自動ロックとは手動です。品質には全くこだわらなければまあまあじゃないでしょうか。
1年以上余裕で持ちそうです
あと1年で卒業する娘のランドセルが壊れたので購入。思ったよりも作りがしっかりしているので、1年は余裕でもつでしょう。
最高です(お祖母さん)
孫が多いので4つめのランドセルです。少し安すぎるので少々不安でしたけど、最高の買い物をしました。孫が多いと出費が多く助かります。
「ランドセル 格安」で検索すると怪しいサイト が出てきた
2015年までは「ランドセル 格安」で検索すると口コミが気になるショップが見つかっっていました。楽〇の中です。
*2016年以降からはネットから詐欺サイトが殆ど見られなくなり下に書いたようなことは殆どありません。、90%以上がが正式に営業している中国製ランドセルの格安販売サイトになってるようです。
「ランドセル 格安」で検索すると上位のサイトに怪しいサイトがありました
ランドセルを格安で販売しているサイトの中に怪しいサイトが紛れてることがあります。次のようなものです。
その怪しいサイトはホームページタイトルが日本語に思えません。この画像を見ると海の向こうの国とすぐにわかります。確かに格安ですが、問題は品質です。購入者のレビューを載せておきます。
評価 1/5
楽天口コミより引用
投稿日:2014年07月10日
品物が予想外の海の向こうの中国から、送られてきました。がっかりです。
おすすめしません。 中国から直接、海外の私のところまで、送られてきました。 EMS代がやけに高かったんです。そういうことでした。
箱は、ただの普通の箱を使っており、既にぼこぼこになって、送られてきました。本当に がっかりです。 品質も写真でみるよりさらに悪く、皮も安い皮で作ってあります。
一目みればすぐに分かります。 だまされました。 他の方のレビューがあまりによすぎたのでついつい注文をしました。考えたくはないのですが、さくらのかたかもしれません。
実際のホームページ画面
入学シーズンを狙った詐欺サイトが出現
ソフトバンクグループのBBソフトサービスによると、「小学校入学準備を狙った詐欺サイトが出現している」との報告があります。「格安でランドセル購入できる」という謳い文句で詐欺サイトに誘導。個人情報を盗み取る手口が見られたとのことです。
安いものにはそれなりの訳がある、俗に「訳あり」といいます。値段だけでなく、著名サイトかどうか、例えば「楽天」は[rakuten.co.jp」ですから、インターネットに慣れていない人は他のurlになっていても怪しい、間違っているとは思わないかも知れません。
また、、「〇天」の中にさえ怪しげなフィットちゃんがありました。フィットちゃんの本店に確認を取っているので、まだ書けませんがフィットちゃんの方から「詐欺」との返事がありましたらここに掲載します。
⇒返事がありましたが、「フィットちゃんはフィットちゃん背カンを使っているランドセルなら使える名前なんです」とだけ。これは私の誤解かもしれません。いや、本家フィットちゃんとしてはこれ以上の発言は影響が大きいのでまずいと判断したのでしょう。確認のしようがありません。
おかしいのはフィットちゃんの名前を使っていながら、フィットちゃんのロゴマークがついてないことです。もしフィットちゃん背カンを使っているなら、フィットちゃんのロゴマークがついている筈。どこのメーカーのフィットちゃんであれ、次のマークはついてます。なければ偽物。
激安ランンドセル
「激安 ランドセル」で検索しても怪しげなサイトがあります。ご注意を。↓ただしこのページに載っている一部のサイトのことですから、自分で確認をお願いします。
参考) フィットちゃんの偽サイトに注意