鞄工房山本のコバ塗りかぶせは剥げますか?
コバとは革の断面のことです。木端と書きます。コバとは革の切り口=断面の事をいいます。革製品は切りぱなしが多いのですが、革の保護としてこのコバ塗りがされているかどうかで、革の耐久性が違ってきます。コバ塗とは単なる装飾ではなく、革の保護を目的として行われていたものです。
コバ塗りかぶせとはランドセルのカブセを裁ち落としの処理jとしてコバ塗りをしたものです。
身近な革製品を見ると良くわかります。カメラケースのような安物の革製品はカドが尖っています。それに比べて靴とか財布とか高級な革製品は、カドを落として丸く表皮と似た色が塗られて光っているはずです。それがコバ塗りかぶせです。
革製品は、時間が経って劣化して馴染んで風合いが出るものであって、革の地色が出ないように染色研磨するのが「コバ塗りかぶせ」何年か経っても傷で剥げないようにする加工です。
だから基本剥げないんです。鞄工房山本のサイトに「剥がれてどうしても気になるようなら塗り直しを無料でします」と書いてありますが、これは万が一という意味です。気になるならサイトに問い合わせると親切に答えてもらえます。下の動画で具体的に山本がどのようにコバ塗りをしているか良くわかると思います。
下の記事が参考になります。
参考)鞄工房山本のランドセル一貫製造体制Bコバ塗りかぶせから前段まで