鞄工房山本のランドセル一貫製造体制Bコバ塗りかぶせから前段まで
F.コバ塗りかぶせ(面取り)
コバ塗りの下地をつくります。
イタリアのバフィングマシンが活躍する工程です。
ダイヤモンドディスクで面取りをしたあとに
木目のディスクで本革の繊維をしめます。
G.コバ塗りかぶせ{コバ仕上げ(ニス塗り)}
Fで下地作りを行ったコバ面にニスを何重にも塗っていきます。
コバ面のニスは3回塗り重ねます。
下塗り、本塗り、仕上げ塗りの3回塗りをして、ニス磨きと合わせた作業を行い、コバ面を美しく仕上げていきます。
Hコバ塗りかぶせ{コバ仕上げ(磨き)
仕上げなので丁寧に磨き上げて、美しいコバ面にします。
ニスを下塗りした後、コバを磨き、本塗りしてもう一度コバを磨きます。
コバ面はざらついているので、強くもなく、弱くもなく適度な力で磨き
目視と手ざわりで確認をします。
鞄工房山本の評判を高めるコバ塗りは
称賛に値する仕上がりとなっています。
Iコバ塗りかぶせ(縫製)
ミシン目(ピッチ)をそろえて丁寧に縫います。
ドイツ製の厚物専用ミシンを使い、まとめ縫製と同じ
0番の極太の糸で縫います。
太い糸で曲線や正確なピッチで縫い上げるのは
鞄工房山本の職人ならではの高度な技となります。
J前段・ヘリ返し
へりを丁寧に返して縫います。
6年の使用に耐えられるように革は、ランドセルの職人によって
厚く固く仕上げられます。
曲線であっても固い革を芯材に合わせて綺麗にへりを返していきます。
K前段(ファスナー貼り)
ファスナーを綺麗に貼り付けます。
前段のカーブに沿いファスナーを乱れず綺麗に貼り込んでいきます。
L前段(ファスナー縫製)
曲線をミシンで縫い上げるには鞄職人の
技術が必要です。
革職人ならではの優れた技術が発揮されます。