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キューブ型(スクエア型)は内容量が大きいのでおすすめか?

ランドセルを選ぶ時に迷ってしまう事は結構沢山ありますネ。最近流行しているキューブ型=スクエア型は大きさの割に内容量があるから選んで見たいが果たして良いのかどうか。

 

もしデメリットがあるとしたらどんな事なんだろう、そんな悩みを持つお母さん方が多いようなのでまとめました。

 

ヘリのあるタイプ=学習院型

鞄工房山本のランドセルの「へり」

 

ランドセルの一般的な「型」である学習院型は、本体の構造が左の画像のように「ヘリ」で背当てと大マチのパーツが縫い合わされています。この部分が縫い代です。この縫い代の幅だけ内容量は小さくなるので、無いほうが良いと考えるかもしれません。

 

確かに内容量は小さくなります。言葉をかえれば外寸が大きくなってしまいます。それと、手間暇がかかるので、割高な値段になってしまいます。

 

しかし、この縫い代でランドセル本体の強度が増えるのはメリットです。それともう一つ重要なことは、このヘリがあることにでランドセル本体に擦り傷がつかない事です。

 

ロッカーにランドセルがキツキツでしか入らない時は、このヘリが本体が板に擦れることを防ぎます。

 

参考記事)ランドセルが学校のロッカーに入るかどうか確認する

 

容量を減らす「へり」にも思いがけない効果があるんです。

 

それだったら縫い代の無いキューブ型の耐久性はどの程度なのか気になりますが、信頼できる資料が無いので何とも言えません。もちろん6年待たず途中で壊れてしまうようなことはないでしょう。

 

キューブ型はヘリが無いので、学習院型よりも型くずれしやすい欠点がありますが、そこを強化しているランドセルメーカーがある事はチェックしておいた方が良いです。

 

へりのある学習院型の内容量は以下のようです。(現在は233×115×310oです。)

  • 横幅225×高さ310×奥行(マチ幅)115o
  • 外寸 横幅250o

(a4クリアファイル対応です)

 

ヘリの無いキューブ型(スクエア型)

 

カバンのフジタのキューブ型ランドセルの外寸はa4クリアファイル対応とほぼ同じ 

 

次にヘリの無いタイプの内容量を見てみましょう。

  • クラリーノ・F、重量 1,250g前後
  • 内寸(大マチ) 約W(横幅)235×H(高さ)315x奥行(マチ幅)125mm
  • 外寸 横幅不明(A4フラットファイルがすっぽり収納できます。)

鞄工房山本と比較すると、キューブ型は内寸の横幅が少し広く取れるので、見た目は小さくてもa4フラットファイルが入りやすいのがメリットです。

 

カバンのフジタのa4フラットファイル対応のキューブ型と従来のa4クリアファイル対応の学習院型との外寸の比較 

 

上の画像を見ると、A4フラットファイル対応ランドセルの外寸と、A4フラットファイル対応のカバンのフジタのキューブ型ランドセルとの外寸の比較をすると、外寸の違いはわずかでほとんど変わりません。

 

擦れやすい、やや耐久性が劣るというデメリットと、A4フラットファイルが入るというメリットとを比べて考えてみて下さい。

 

(*学校によっては殆どa4フラットファイルを使わない学校もあるので、事前に学校に問い合わせてください。)

 

キューブ型のメリットとデメリットのまとめ

キューブ型のメリット

  • 大容量でも小柄なので小さな子に似合う
  • ヘリが無く幅が狭いのでロッカーに入りやすい

 

キューブ型のデメリット

  • ヘリが無いので型くずれしやすい。
  • 製作に特別のミシンが必要であり時間もかかるので割高となる。
  • ロッカーに出し入れする時に、こすれて傷がつきやすい。

 

 

 

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