ランドセルの購入時期【まとめ】 | 売り切れる・安い・受験などいつ買うのが良いのか
ランドセルの購入時期は気になるものですね。10年前はお正月頃に購入していたのに、今では4月早々から販売が始まり、2020年度フィットちゃんは3月から販売開始します。人気ランドセルは売り切れるのが早かったり。
ランドセルの購入時期に悩む場合は色々なのでまとめました。
ランドセルの購入時期が気になる3つの理由
- 欲しいランドセルが売り切れないように購入時期を知りたい
- ランドセルが安い購入時期(割引がある時期は?)
- 小学校受験に集中していてランドセルの購入時期が気にはなるけどわからない
ランドセルが売り切れない購入時期 | 早期化で2019年度はお盆頃がピーク
実際の購入時期の移り変わりを、2012年からアンケートの調査結果を見ましょう。
2012年の購入時期アンケート調査によるとピークはお正月の頃
2012年の調査では、7月の時点ではまだ1.3%の購入にとどまっていました。ランドセル購入の人が目立ち始めるのが、入学前年の8月で6%という遅さ。
9月には10%の人がランドセルを購入し、10月では一気に15%に伸び、12月の20..2%を頂点にして、2月が11.3%となっています。
2015年の購入時期のアンケート調査ではピークは8月〜10月に早まった
男の子 女の子
2014年 7月11.9% 7月14.8%
2014年 8月14.8% 8月26.5%
2014年 9月15.3% 9月20.5%
2014年 10月14.8% 10月16.8%
2014年 11月13.6% 11月8.7%
2014年 12月11.4% 12月5.4%
2015年 1月5.7% 1月 0.5%
これをグラフにしました。
上の画像の購入時期では、2015年度(2014年)では8月が購入のピークでした。この傾向は2019年度も継続中です。
女の子の方が男の子よりも若干購入時期が早い傾向があります。お気に入りのランドセルが売り切れないうちに購入しようと考えるお母さんが多いのでしょうか。
女の子のランドセルの購入時期は8月がピークになっているのに男の子では7〜11月まで平均的に購入しています。
ランドセルの購入時期が早くなったのはランドセルメーカーの販売戦略から
- 4月から販売したいランドセルメーカーや販売店の戦略
- 生産数の限られた工房系ランドセルが早めに売り切れる
- 71%が祖父母が資金を出すので3世代が出会える夏休みがピーク
2015年のランドセル売上のピークは8月、9月。2016年頃から、購入のピークはお盆を頂点とする7月8月になりました。
今では4月早々からランドセルメーカーも百貨店だけでなく大型スーパーも予約販売開始をしています。
誰がランドセルを購入してくれたか調査2015年度
最近は祖父母が購入資金を出すことが多いです。特に女児よりも男児の方が購入資金の出資額が多い傾向にあります。
男の子のランドセルの購入資金
お母さん側の祖父母が43.8%
お父さん側の祖父母が36%
お父さんとお母さんが21.6%
女の子のランドセルの購入資金
お母さん側の祖父母が39%
お父さん側の祖父母が28.7%
お父さんとお母さんが37.4%
これをグラフ化しました
祖父母が購入資金を出す割合は男の子のほうが高いということよりも、75%の祖父母がランドセルの購入資金を出しているのが驚きです。ランドセル価格が高くなる理由の一つに資金力があるでしょう。。
お盆がピークだと知って、人気に応じた購入時期を決める
ランドセルを購入する月は、人気のあるランドセルを購入するかどうかで決まります。ランドセルにコダワリが無くてどんなものでも良ければ、質の良いランドセルが入学する年の3月でも購入できます。
人気のあるランドセルや欲しいランドセルがあれば、なるべく早めに購入することです。遅くても夏休み、販売数量が少ない工房系であれば販売開始から1ヶ月以内が目安です。
ランドセルの購入時期をいつにするのか悩むところです。人気のあるランドセルは早く売り切れるので、昔は普通だった正月頃の購入では気に入ったランドセルは既に無いことは良くあることです。
人気ブランドランドセルは早めに選ぶ
●購入者が最も多いのが年末年始だった昔からは購入する時期は考えられないほど年々早まっています。
8月のお盆がランドセル購入のピークになっており、この傾向は変わらないでしょう。
●ランドセルをクリスマスやお正月のプレゼントにするには、夏休みまでの予約が必要です。
工房系の人気ランドセルは発売1ヶ月くらいで売り切れやすい
●人気の工房系ランドセルを購入したければ、販売開始から1ヶ月以内に予約しましょう。子供を連れて里帰りするお盆では遅いランドセルもあります。
<ランドセルが人工皮革のものでも人気があれば、お盆を逃すと入手が難しくなります。
工房系であれ、専門系であれ、9月に入ると入荷数も減り人気商品は「一番買いにくい時期」となります。
ランドセルが安い購入時期〜メーカーのネット割引、早期割引やアウトレットセールなどを調べる
同じランドセルなら安く購入したいのは誰しも同じ。安く購入できるのは次のような場合があります。
- ネット購入割引
- 期間限定ネット割引
- 早割
- アウトレット・型落ちランドセルセール
- オークション
ネット購入割引
ネット割り引き。人気のランドセル、フィットちゃんは実際に足を運んで普通の店舗で購入するよりも、ネットあるいは全国9店舗しかないショールームの購入なら、5,000円から1万円も安くなります。(値引き額はランドセルによって違いがあります。)
フィットちゃんランドセルは、リアル店舗で確認して購入はネット。フィットちゃんの賢い購入法です。
メーカーによってランドセルの早割や期間限定割引、アウトレットセールがあります
安くなる時期を待ち売り切れるリスクをおかすよりも、早割や期間限定割引を利用しましょう。
メーカーとして早い時期に予約が入れば、製造体制が早く決まるので安定した事業運営ができます。
そのため早割という予約販売しているメーカーが比較的多いです。
だから購入を先延ばして売り切れに泣くよりも、早割、期間限定割引を利用するのも良いのではないでしょうか。
安くなるのを待つよりも、早期に予約して割引を受ける方が得策です。
- セイバンは11月5日までの購入(予約)で10%割引(2019年度)
- ララちゃんランドセルのオーダーメイドの早割
- イトーヨーカドーの超早期割引
- その他多数
アウトレットや型落ちランドセルの購入時期
アウトレットのランドセルが6年経たないうちに壊れてしまうと、当然修理が必要になります。
安く買ったはずのアウトレットのランドセルに6年保証が無ければ、修理代がかかり安く買ったはずが結局高いものにつきます。
もちろんアウトレットランドセルが全て壊れると言っているわけではありません。
人気のブランドランドセルが安くなるのを待って購入しよう考える気持ちはよくわかります。しかし、人気のランドセルが安売りをすることはまずありません。
有名メーカーなら型落ちであっても争奪戦になることがあります。質の良い型落ちランドセルは早く売り切れます。
そうはいっても、型落ちの欠点を知らずに購入してはいけません。
ブランドランドセルの型落ちは品質的にはおすすめですが、A4フラットファイルが入らなくて売れ残ったのかも。その点を見逃しては後で後悔します。
教科書も総ページ数で1,000頁増えています。それなのに、お店が小さな子にピッタリとか言って勧めてくれたランドセルが、小さすぎて失敗だった、在庫処分だったと気づいた時には後の祭りでした、というお母さんもいました。
⇒ 参考)ランドセルのA4サイズは3種類あるので間違わないで
名前を聞いたことも無いような、大幅にディスカウントされたランドセルは、日本製ではない可能性もあり、6年保証や耐久性を犠牲にしているかもしれません。日本製で無いランドセルに6年保証がついているからと言ってもその信頼性は未知数です。
日本以外のアジアで製造されたランドセル。安い価格につられて購入すると、その低品質に後悔するかもしれません。
型落ちランドセルであっても日本国内で製作されたものにしてください。今の安いランドセルは殆どが中国製なので、例え日本の会社が売っていたとしても、品質も6年保証の実態もわかりません。
オークションは偽物もあり、6年保証はつかないので要注意
全てのオークションのランドセルがそうだとは言いません。良質のランドセルもあるかもしれません。
しかし、オークションとはいえ、ランドセルはかなり高い価格での販売です。中には悪質な販売者もいると聞きます。
それに6年保証はつかないと思っていた方が良いです。オークションでランドセルを購入するぐらいなら、型落ちランドセルを楽天、フィットちゃんで探して購入の方がまだ安心です。
A4ファイル対応の意味を知らないと失敗します
運よくオークションで中古の良質のランドセルを見つけたとします。説明欄にA4ファイル対応と書かれているとします。
A4ファイル対応なら大丈夫と思うのは早計です。
問題はA4ファイルの意味です。2019年度時点ではA4クリアファイル対応でなくA4フラットファイル対応が当たり前ですよね。
A4ファイル対応の意味は次の3つです。
- A4用紙は入ります。でもA4クリアファイルは撓んだり折れたりします。
- A4クリアファイルが入る
- A4フラットファイルが入る
参考記事)3種類のA4サイズ。間違えないで!
新作のキャンペーンで安く購入
また新作でもキャンペーン中は2〜3万円安く購入できることもありますので、アンテナを張っておきましょう。
有名ランドセルメーカーの売り切れ状態
即日完売の鞄工房山本が9月になっても売り切れてないのは
鞄工房山本のランドセルは早く売り切れる(即日完売)有名なランドセル。2019年度は即日完売してません。
鞄工房山本のランドセルの販売は例年10月がピークでした。2014年度は9月中旬に売り切れ、2015年度は8月中旬。
更に2016年度は販売開始後1か月の7月中旬に売り切れ、2017年度は即日完売。お母さん達は口コミで必要以上に焦った結果でした。
販売開始後は店舗内は多くのお母さん方で混みあって、ランドセルも十分に手に取れずに購入したという人ばかり。じっくり見て決めるはずだったのに、何のために遠くまで足を運んだのか分からない状況。翌年からはネットだけの販売になりました。
ランドセルの早期販売がすすんでいる中、売り切れるのを怖れたお母さんたちの早めの行動が目立ちます。その行動が即日売り切れに拍車をかけている面もるでしょう。
自然皮革の良質のランドセルで有名な鞄工房山本。,昨年よりも1か月前倒しで売れています。8月末には売り切れるでしょう。
少数の人員でランドセルを製作している場合には、ランドセルの数そのものが少ないので早く売り切れてしまいます。
昨年は買い逃したお母さん方はもっと早く購入すれば良かったと後悔したといいます。
人気のあるランドセルを選ぶ場合、6月に製品情報が発表されるので、カタログを手に入れたりホームページを調べたりで情報を手に入れます。
鞄工房山本の過剰なプレミアムは、山本のある失敗で剥がれてしまい。即日完売はなくなり、2019年度は9月でもまだ購入できています。
過剰なプレミアが剥がれた理由はここでは書きませんが、購入側のためにはいいことです。もちろん山本は優れた工房系ランドセルメーカーであることに揺らぎはありませんが。
フィットちゃんが売り切れる時期
フィットちゃんは人工皮革だから数を作りやすく増産体制も充実させているので、在庫が比較的豊富です。
在庫が比較的豊富だとは言っても人気のあるランドセルは10月までには売り切れる可能性が高いです。
なぜ土屋鞄は2018年度の営業が不振だったのか
工房系ランドセルの土屋鞄は工房系で圧倒的なシェアを占めています。かなりの量のランドセルを製造販売している量産型の工房系ランドセルメーカー。
ところが、2018年度は売れ残るランドセルが相次ぎ苦戦しました。原因はいつまでもA4クリアファイル対応で販売方針を貫いていたからです。
2019年度全てA4フラットファイル対応に切り替えたのは、子供中心の考え方に切り替えたからではなく営業方針の転換からです。
もちろん、工芸品のようなランドセルは大人好みで販売は絶好調です。背負う機能ではなく、美しさに重点を置くなら土屋鞄が最有力です。
2019年度9月末、土屋鞄のランドセルのほとんどが売り切れました。