コードバンのランドセルは雨や傷にどれぐらい強いですか | メリットのある特徴
コードバンは革製品の中でも、革の宝石と呼ばれるほど肌理が細かく美しい革です。しかし一般的には、雨や水で濡れてしまう事には要注意と言われています。
コードバンの一般の革製品では、傷はつきにくいとは言っても革製品なので傷や汚れはついてしまいます。そういったときには、傷や汚れをそのままにしておくと、シミができたりします。だから素早く手入れする必要があります。
そういう革製品とランドセルを比較すると、ランドセルの耐水性や耐傷性は実際に違うのものでしょうか。
コードバンのランドセルはどれほど雨に強いか
ランドセルの場合、雨の日も背中に背負って登校したり、雨カバーで蒸れたりすることを想定して、各メーカーとも防水性や耐傷性を高めています。
中でも鞄工房山本では、革のかなりの深さまで防水処理をしているので、雨を軽くふきとったり、場合によってはそのままでも大丈夫です。
コードバンランドセルの耐傷性について
写真は鞄工房山本ランドセルで使っているコードバンの素材を500円玉でかなり強くこすってみましたが、跡はついたのですが、傷は全くつきません。最初強くこすった跡もすぐに消えました。
コードバンでランドセルを作っている殆どのメーカーでは傷がつきにくい処理をしているようですが、鞄工房山本は他のランドセルと比較しても特に優れています。
鞄工房山本のコードバン素材に傷をつける実験
鞄工房山本の中ではもっと過激な実験があったので紹介します。
まず、先のとんがったフォークで引っ掻いてみるという実験です。画像を見ると、フォークの先でひっかいても傷ひとつついてません。
次はもっと過激にナイフで傷をつけてみるという実験です。ほんとうに大丈夫かなという感じですが、画像を見てください。これほど耐傷性が高めてあるのは鞄工房山本が日本で一番かどうかはわかりませんが、かなりのレベルなのは間違いないでしょう。
参考) 鞄工房山本のランドセルの詳細
コードバンのランドセルについてもっと色々な情報を教えて下さい
そこで実際にお子様が現在使っている場合、6年間使用した場合などでキズの問題や、使用感、丈夫さ、などなんでも良いので情報が欲しいです。
祖父母がコードバンを主張して購入
6年間手入れもせずに使いましたが、全く傷もつかず綺麗な状態です。新品だと言っても通用するほどです。
このランドセルは息子が6年間使い通してきましたが、元々は祖父母が購入してくれたランドセルです。
祖父母はランドセルは何といってもコードバンに限ると言って購入。重いだろうなと思ってましたが、やはり重いです。
でもこの重さはすぐに体も発育して力もつくので最初のうちだけ気になっていたぐらいです。
背負っている息子が重いといった事はなく、背中にぴったりして背負いやすかったのかな。持って重いとすぐに重いからやめておこうというのも間違ってるかもしれませんね。
牛革ボルサよりもコードバンの方が傷に強いのは本当?
牛革ボルサとコードバンのどちらが良いか悩んでいた人がいました。
その悩みは次のようなものです。
「コードバンが良いというけど、牛革ボルサを爪でこすっても傷は付かなかった。なのにコードバンは跡が残った。
本当にコードバンは傷つきにくいの?価格はコードバンの方が貴重だからかなり高いというのはわかるけれど、本当に耐傷性が高いのかしら?」
こういった悩みはよくあります。悩みというよりも情報が無いので判断がつかないのですね。
それだから色の発色に深みがないのも欠点です。まあ、それほどは目立たないというか、殆どがそういうボルサなので誰も気づかないだけです。
このボルサの牛革は、表面を合成の被膜でコーティングしているので、強く見えるけれど雨にそれほど強いとも言えません。
メンテナンス要らずというのは言い過ぎで実際には定期的にメンテナンスが必要。そうしないと綺麗に使えません。
明らかに、牛革ボルサよりもコードバンのほうが傷にも引っ張る力に対しても強いです。それに美しいです。