粗悪な背カンには「壊れやすい」「髪をはさむ」という2つの問題があります
フィットちゃん背カンやウイング背カンは破損しない背カン
背カンはランドセルのパーツの中でも特に重要です。そのことを理解してもらうことがこの記事の目的です。
背カンは肩ベルトと本体を繋ぐものなので、当然背負いやすさに大きく影響します。
現在の背カンの主流はフィットちゃん背カンやウイング背カン、セイバンの背カンなど左右に開いてランドセルを背中にピッタリさせるものです。そして背負いやすい立ち上がり肩ベルトを形づくっているのもこれらの背カンです。
背カンが背負いやすく、背負って軽いランドセルに重要な役割を果たしています。これらは破損の心配もありません。
背カンで注意すべき2つの点
1.動く背カンにはプラスティック部分の壊れやすいものがある
御存知かもしれませんが、ランドセルで一番壊れやすいパーツの一つが、肩ベルトと本体とを繋ぐ「背カン」のプラスティック部分です。
しかし、プラスティックでできている背カンが全て壊れやすいわけではありません。一流の背カンメーカーのプラスティックは金属以上の強度を持ったものが使われています。
例えばフィットちゃん背カンは曲げ伸ばし実験を10万回しても壊れない事を確認して使っています。
フィットちゃん背カンのプラスティックは通常の使い方でこれまで壊れたことは無いと、自信を持って答えています。
ただし、これらの日本の信頼できる背カンメーカーの製品に限って言えること。
形だけ似せて作った外国の背カンには、薄くて耐久性も無いプラスティックが使われていることが多く、折れる原因になります。
このサイトで有名なブランドランドセルをすすめてる理由は、こういったまがい物をパーツとして使っていないランドセルだからです。
壊れた背カンつなぎ
壊れた背カンのつなぎ部分は殆どがプラスティックですが質が悪い。しかしプラスティックの質は千差万別であり、素人が見だけでは区別できません。
フィットちゃんのように、プラスティックの耐用検査の情報を載せているようなランドセルであれば、まず壊れる事はありません。
ブランドランドセルは、信頼のおけるパーツを使っているからこそ有名ブランドの地位を保てているのです。
右の画像はモギカバンのウイング背カンのプラスティック部分ですが、プラスティックの薄い部分でも4mmの厚みがあり丈夫です。
更にララちゃんランドセルのように金属(チタン)を使っている繋ぎになるとかなり耐用性は高いです。
エンジニアリングプラスチックには金属並みの強度があり、有名なランドセルメーカーで使っているので信頼のおけるランドセルメーカーを選ぶ事が大事です。
壊れる背カンのプラスティック部分の特徴
壊れるプラスティックと壊れないプラスティックとでは、プラスティックの素材が全く違います。
見ただけでは素人には見抜けません。そういった意味でも有名なブランドランドセルは品質には間違いがありません。
例えば海の向こうで作っているランドセルの背カンは、安物のただのプラスティックを使っている可能性が高いです。
そういった背カンのプラスティックは、厚みが無い、幅が狭いという特徴があり簡単に破損してしまいます。
三角カンが金属でなくプラスティックの粗悪品
背カンと肩ベルトをつなぐ部分は、殆どの場合3角形の金属を使っています。
この部分にはかなりの力がかかるので、常識的に考えて、真面目な普通のランドセルメーカーがただのプラスティックを使うことはありません。
しかし、粗悪なランドセルは粗悪なプラスティックを使っているものがあります。こんなものすぐ壊れます。軽くて安いランドセル、特に外国産には注意しましょう。
2.髪が挟まる
背カンが動くと髪が挟まることがあります。髪が長い女の子なら、なおさらです。
一旦挟まるとランドセルを降ろすこともできず、誰かに助けを求めるしかないですからね。そうなったら、子供は本当に困りますよね。
ランドセルを選ぶ時には背カンが動く方が背負いやすいんですが、背カンが動いても髪が挟まりにくい背カンを選ぶという視点を持って下さい。
髪の毛を挟まない機能のある背カンのランドセル
●ララちゃんランドセルは髪の毛が挟まれにくい新開発のセカンを使っています。 |
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●フィットちゃんは背中とのすき間が無いので髪の毛を挟みにくい構造になっています。 |
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●鞄工房山本の背カンも、髪の毛を挟まないすき間の無い構造になっています。 |
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セイバンの天使のはね、モギカバン、カバンのフジタなど背中にフィットするランドセルも、髪の毛をはさみにくい構造になっています。
背カンが髪の毛を挟まないための補助製品
更に、ランドセルの背カンに髪の毛が撒き込まれないグッズがあります。
”まもリボン”や”フリフリカバー”で検索すれば購入サイトが出てきます。
価格は1,850円と1,170円です。
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