小学校入学までに人の話を聞く態度は親が手本を示さないと身につかない
人の話を聞ける能力はとても大事です。でも話を聞くってとっても簡単だと思っていませんか?
時々大人でありながら、人の話を聞いているようで聞いていない、あるいは自分自身の主張を飽くまでも押し通して相手の言う事に耳を貸さない人っています。
こういう大人になると周囲も困るし、本人も一生懸命やってるつもりでも、結局自分自身の我を通そうとしているだけという事があります。
人の話を聞くというのは、相手の立場や考えを聞きながら正しく理解するということです。
正しく理解しようという姿勢があれば、客観的に自分自身の考えと比べることができます。するとその後の人間関係は非常に作りやすくなるし、能力も伸ばせます。
親は自分が人の話を聞いているかを顧みる
良きにつけ、悪しきにつけ、子供は親が意識していない、親自身の「人に対する基本的な態度」を取り入れます。
親は子供にとって強い影響力があるという事を忘れてはならないのです。
親自身が子供の話をじっくりと聞いて理解しようとしているか、そのことをまず考えて下さい。
人の話を聞く態度は理屈ではなくて、基本的態度として毎日子供に示すものです。
コミュニケーションというのは、自分の考えだけを相手に押し付けると成り立ちません。相手の考えや気持ちを考えながら会話ができれば、コミュニケーション能力が高い子供と言えます。
まずは子供の話をしっかりと聞く
親も子供も興味のあるテレビ放送があれば、そちらに意識が行くのでしっかりとは聞けません。親子が話す時には、テレビをつけて何となくやるというスタイルが身につくのは好ましくはありません。
親は子供の言う事をじっくりと聞くべきです。まだ語彙も少なく正確に自分の考えや気持ちを現せない子供に、親の気持ちや考えを一方的に話すのが一番駄目な会話になります。
「人の話をじっくりと聞く必要がないという態度」を知らぬ間に子供に植え付けることになります。子供が親に良く似るのは「親の態度を取り入れる」からです。どうせなら良い態度を取り入れて貰いましょう。
会話をしていても楽しい雰囲気にならないときには要注意です。子供がちっとも楽しそうじゃないのは、親の責任だと思ってください。親の態度を鏡となって反映しているのが子供の態度です。
ここで親であるあなた自身の人の話を聞く態度を見つめ直してみましょう。