【東京】村瀬鞄行渋谷店で徹底した仕事ぶりについて伺いました
村瀬鞄行は名古屋のランドセル工房です。今回は東京の渋谷にあるショールームに伺って色々とお話を伺ってきました。
場所的は港区北青山のセイバン表参道店に近い所です。
- 住所:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1丁目9?5 ナスタックビル 1階
- 03-6434-1004
- 火曜日 11時00分〜18時00分
- 水曜日 定休日
- 木曜日 定休日
- 金曜日 11時00分〜18時00分
- 土曜日 11時00分〜18時00分
- 日曜日 11時00分〜18時00分
- 月曜日 11時00分〜18時00分
- (アクセス)
- アクセス: JR渋谷駅 宮益坂口より北東へ徒歩5分
- アクセス: 東京メトロ ・東急東横線 渋谷駅12番出口 北東へ徒歩5分
4月初めの午後4時過ぎに伺った時には、小さな女の子を連れたお母さんが熱心にランドセルを見たり触ったりしておられました。
扉を開いて入ると、すぐに女性スタッフが出てこられたので話を伺っていると、店長と覚しき男性のスタッフが出てこられ、かなり詳しく説明してくださいました。
村瀬鞄行の2019年度入学のランドセル販売は4月1日から始まっています。
村瀬鞄行のランドセルで大事にしていることは?
「村瀬鞄行」が特に大切にされてる事は何ですか?
革の丈夫さを意識して造っています。0.8mmの厚みよりも1mmの厚みの革というように丈夫な革を使うようにしています。
まず、第一に厳選した素材を使い、表面には防水ウレタン加工で雨にも傷や引き裂きや型崩れにも強いランドセルを造っているところです。
完璧な防水機能で面倒な革クリームを使う必要がありません。
防水加工は当社だけではありませんが、同じ防水加工といってもメーカーで違いがあり、村瀬鞄行ではかなり徹底して雨に強いランドセルを造っています。
重いランドセルをどのように考えますか?
厚い革を使う方針だとランドセルは重くなってしまうでしょうが、重いランドセルをどのように考えられていますか?
確かに匠コードバンは1,620gあるので重いと言えます。クラリーノでも1,300gを越す重いランドセルを造っていますが、1,090gの軽量モデルもあります。
たとえランドセルは重くても、背負って軽く感じるランドセルなので安心して使ってもらえると自信を持っています。
素材の厚みも十分にとり、型くずれしないようにしっかりした補強をしていたり、防水の機能もしっかりもたせている結果、少し重いランドセルになっているんです。安心して使うために必要な重さなんです。
背負って軽く感じる「村瀬鞄行」の工夫
村瀬鞄行ではどのような背負って軽く感じる工夫をしていますか?
まず背カンで肩ベルトを立ち上がらせて体の曲線にフィットするようにしていることと、背あて全体が背中にフィットしていることですね。
それに肩ベルトが本体の高い位置に着くため重心が上になるので、体感的に軽く感じる工夫をしています
刺繍ではなくアップリケにしている理由は?
このランドセルは刺繍ではなくて、アップリケのような感じですね。どうして刺繍ではないんですか?
村瀬鞄行は刺繍ランドセルも造っています。刺繍は革に穴を無数に開けるので、ランドセルの耐久性が弱くなることと、穴から雨が入り込んでしまうので、内側から防水を徹底的に行なっています。。
そうなんですね。このアップリケの取付けでも穴が開いて雨が沁み込むのではないですか?
これも内側に雨を完全に防ぐ加工をしているので大丈夫です
手を抜かない徹底したランドセルづくりをすると、どうしても重くなってしまうんですね。村瀬鞄行さんのランドセルづくりの姿勢が良くわかった気がします。ありがとうございました。
口コミ
重いランドセルを購入した方からの口コミを一つ紹介します。匠プレミアム という「ヌメ革」で1,580gのランドセルです。
待ちに待った匠プレミアムが届きました。現物を見ないで購入したので不安でしたが、届いた今は選んで良かったとホッとしています。
ヌメ革の色も素材もとても素敵です。子どもも何度も何度も背負ったり、文房具を入れたり・・・。重さがやや心配でしたが、別に重いとも言わず喜んで背負ってます。
まとめ
村瀬鞄行は、熟練した職人が、厚い革を使って、丈夫で雨にも強いしっかりしたランドセルを製作している工房系メーカーです。
6年間安心して使えるランドセルは、ハッキリ言って重い。それを背負って軽く感じる工夫で解消しています。
- おすすめの工房系ランドセルを教えて下さい
参考記事)