【東京】池田屋 銀座店 | 池田屋の「子ども思い」を実際に調査
池田屋ランドセルは人気の高いランドセルメーカーです。
今回は東京銀座店にある池田屋ランドセルのショールームに伺いました。
池田屋カバン店東京銀座店
東京都中央区銀座5丁目8-20 銀座コア
月曜日〜日曜日 11時00分〜20時00分
ショールームには子供連れのお客さんが数組。池田屋の新入社員のような若いスタッフが、机についてリラックスした雰囲気でこちらを見て笑ったり、私語をする自由な雰囲気でした。
私に対応してくださったのは、40代位の女性ベテランスタッフ。
最初に「池田屋ランドセルはコードバンであっても丸洗いできます。完璧な防水性能があるので、そのまま洗ってもらっても大丈夫なほどなんです。」と聞いてビックり!
これを皮切りに色々な質問に熱を込めて説明してくださいました。
刺繍がない理由
池田屋ランドセルは刺繍がありませんが、理由を教えてもらえますか?」
第一に刺繍をすることで無数の穴があくので素材が弱くなること。第2には刺繍をすることで重量が重くなります。
第3に雨が針穴から滲み込んでくること、この3つが理由です。シンプルなランドセルの方が強度があるんです。
池田屋ランドセルの独特の背カン
池田屋ランドセルの背カンはとても独特ですが、紹介してもらえますか?
池田屋背カンは「ぴかいち背カンするぴた」の名前がついてます。左右には開くだけでなく体の動きに応じて前後に動くのでスムースに体にフィットします。
この動きが背あてと背中がぴったりフィットして背負って軽く感じます。
また、肩ベルトにはねじれに強く肩の形に馴染みやすい牛革、裏側は通気性の良い人工皮革を使っています。
左右にも前後にも動く珍しい背カンですね。
前後の動きが工夫されてとてもスムースに動くので、背中にピッタリするのがわかります。強度は大丈夫なんですか?
強度のあるナイロン樹脂を使っているので大丈夫です。
肩ベルトの工夫
肩ベルトにも何か工夫がありますか?
肩ベルトは体に優しいように、カーブさせて体のラインに合わせています。素材は表側には強度のある牛革を使っています。
裏側には強度のある人工皮革を使っていますし、見てもらうとわかるように縫製も3本ステッチなのでかなりの強度があります。
脇腹にバックルが当って痛いという子が多いので、池田屋では一般的なバックルを使っていません。このギボシベルトなら金属部分が体に当たらず痛くないんです。
なるほど、聞いてみるとかなり工夫がされていることが分かりますね。
プラスティックの強度は?
背カンにもこの大マチのナスカンにもナイロン樹脂が使われていますが、強度は問題ないんですか?」
普通は金属の方が強いと誤解している人が多いんですが、それよりもこの特殊なナイロン樹脂の方が強度があって壊れにくいんです。
金属には金属疲労が起こるので実は壊れやすいんです。金属背カンを壊れにくいとして使っているメーカーもありますが、現実は強度と柔軟性のあるナイロン樹脂の方が優れています。
そうなんですね。私もプラスティックより金属の方が強いと誤解している人はかなり多いんじゃないかと思います。
今日はありがとうございました。勉強になりました。
2019年度のカタログをどうぞ。またいらしてくださいね。
まとめ
池田屋ランドセルは「こども思い」というキャッチフレーズで運営されています。
たくさんの特徴がありますが、今回は以下のことをお聞きしました。
- 素材の特性を生かして、一つのランドセルに色々な素材を組み合わせています。
- 刺繍のようなランドセルの強度を弱める飾りは入れず、シンプル。
- 強度のあるナイロン樹脂を使っている。
- 徹底した防水機能
- 肩ベルトが痛くない工夫
- ぴかいち背カンするぴたや背あて、肩ベルトに背負って軽い機能がある。
- わざと壊しても6年間無料修理保証がある。
- おすすめの工房系ランドセルを教えて下さい
参考記事)