鞄工房山本の肩ベルトが立ち上がってない理由について
鞄工房山本の肩ベルトは立ち上がってるんじゃないの?
どうみても、左のランドセルの肩ベルトは立ち上がってますよね。だからフィットちゃんや萬勇鞄と同じように、鞄工房山本の肩ベルトも立ち上がっていると考えてる人が多いんです。
そう思うのも無理はないんですが、実はこのランドセルの肩ベルトは写真撮影用に敢えて角度をつけて立ち上がらせているんです。
実際には、立ち上がっていません。それにはきちんとした理由があるんですね。
ランドセル通信の中の記載も間違いです
2015年06月26日ランドセルは子どもの姿勢に影響するの?
の中に肩ベルトが立ち上がっているという表現があったので、問い合わせたところ表現を間違えているので訂正をするとのことでした。今見ると既に訂正がされてありました。
鞄工房山本のランドセルの肩ベルトが立ち上がってない理由
左は鞄工房山本のランドセルです。肩ベルトはどうですか?立ち上がっていませんね。これが鞄工房山本の肩ベルトの自然な状態です。
立ち上がってたら恰好良いのにと思いませんでしたか?これには理由があります。
例えば有名なランドセルの肩ベルトにはプラスティックの芯を入れて無理矢理立ち上がらせているんです。
するとどうなるでしょう。子供たちの中には、肩ベルトの形が決まっているため肩に馴染まず、違和感が強く背負いたくないと言い出す子もいるようです。
肩ベルトを無理に立ち上がらせない方が良い
鞄工房山本の肩ベルトは、子供の肩の自然な形に合うように工夫されています。
それがこの肩ベルトなんです。やがて、肩ベルトは子供たち一人一人の肩の形に合うように自然にフィットしてきます。
肩ベルトが立ち上がらないので背カンに無理な力が働かない
それだけではありません。背カンの動きの動画を見て貰った時に、ベルトが背カンに接続している部分の前への可動性が余り無い、と説明しました。
理由は肩ベルトを立ち上がらせるために前への可動性を制限しているのです。
前に殆ど動かない肩ベルトに前方向に無理な力が働くと、背カンの破損にもつながることが実際に起きています。
この点鞄工房山本では、肩ベルトが立ち上がっておらず、肩ベルトの前方向の動きにも制限がないのです。無理な前方向の力が働いて背カンが破損することもないのです。
方に馴染みやすく、背カンの破損もまず無いのが鞄工房山本の肩ベルトと言えますね。