小学生の性犯罪の防止策は 一人にならず目立たない事
小学校では新入学への準備が始まっています。既に就学前検診で小学校に行かれた方もいるかと思います。
最近の子供の連れ去り事件など見ていますと、「性犯罪」の犠牲にならないように親としてどのように子供に注意を与えれば良いのかなかなか難しい課題に頭を悩ませます。
実際の子供が強制わいせつの被害者になる性犯罪の例
(*セコムの子どもの安全ブログを参照させてもらいます)
これらはほんの1例です。ちょっとした事件は掲載しきれないほど起こっています。
- 集合住宅の階段の踊り場で、小学生女児の下半身に触った疑いで20代男性を逮捕(埼玉県)
- 「芸能人に会わせる」と小学生女児を自宅に連れ込み、わいせつ行為をした20代男性を逮捕(東京都)
- 留守番中の小学生女児の家に侵入し、女児の体に触ったとして30代男性を逮捕(栃木県)
- 路上で小学生女児に下半身を露出した男を逮捕、他にも数回やったことを供述(神奈川県)
- わいせつ目的で女児をトランクに押し込んで連れ去った20代男性を逮捕(福井県)
- 小学生男児を自宅に連れ込み、下半身を触るなどした20代男性を逮捕(広島県)
- わいせつ目的で小学生女児に暴行を振るった30代男性を逮捕(茨城県)
- 40人以上の女児にわいせつ行為を繰り返した20代男性を逮捕(大阪府)
- 小学生女児を公園の物陰に連れ込み、ズボンを脱がすなどした30代男性を逮捕(神奈川県)
何が主な誘因となっているか
- ひとりになった時、周囲の目が届かない場所にいるとき(公園のトイレ、集合住宅の踊り場、駐車場など)
- 甘い言葉について行ってしまう。
幼い子供や男の子にも性犯罪の危険を教えるにはどうしたら。
男の子だって狙われていますから、うちは女の子ではないと安心できません。
基本的に「一人にならない」「目立つ服装をさせない」事が基本です。
小さな子は性犯罪の意味が分かりませんから、相手の言いなりになってしまいます。
「パンツを履いて隠れてるところは絶対に見せないし触らせない」と教えてあげましょう。
いざという時には大声は中々出ないものですが、「逃げる」「大声で助けを求める」訓練はしておきましょう。
反射的に行動できるには、頭で理解しているだけではできないものなんです。
例え顔を知っている人でも「親の許可なくついて行かない」というルールを親子の間で作っておいて下さい。
この時も親が一方的に押し付けるのでなく、話し合って納得させることが大事です。
心の傷
例え未遂であっても、無事でよかったとは言えません。
周囲は良かったと思っても本人は深い傷を心に負っている事が良くあります。
それが被害に遭っていたら更に心の傷は深く回復には相当の時間がかかるものだと知っておいてください。
常日頃、子供と良く話して親にはなんでも話せるという経験を子供にさせておきましょう。