実に豊富なランドセルのデザインとカラー
ランドセルの種類はとても多くてデザインも豊富です。画像のような個性的なデザインのランドセルもたくさんありますが、ランドセル選びにむけてデザインを整理しました。
ランドセルのデザインを分類
デザインの分類
全てが同じ型のランドセルを扱うメーカーと色々な型のランドセルを扱うメーカーがあります。
- 全てが同じ型:土屋鞄、中村鞄、カバンのフジタ、池田屋など工房系の大多数<
- 色々な型:セイバン、フィットちゃん、キッズアミ、ララちゃん
型で分類
- 1.学習院型:背あての端にフチがついていて最も多い型。フチの役割は背あてとマチの縫い代および革がこすれない。
- 2.キューブ型はフチが無い。キューブ型のメリットは見た目が小さく、大容量なところ。
補足です。半カブセ、横型にも学習院型はあります。
学習院型 |
90%のランドセルが学習院型です。大マチと背当てを縫い合わせているので、ヘリが少し出っ張ているので判断できます。
ヘリがあるため、強度が増し、ロッカーの出し入れで傷がつきにくいメリットがあります。
デメリット:キューブ型に比べて容量が少し少ないし、やや大きく見える。 |
キ ュ ーブ型 |
カバンのフジタは全てキューブ型で型くずれしにくい対策がしてある。 |
半かぶせ |
カブセが7分程度の長さ。教科書が出し入れしやすいというメリットがある。
デメリット:カブセと本体の間に物がはさみにくい。(殆どがキューブ型です。) |
横型 |
横型ランドセルは珍しいですが、見た目ほど大きくなく可愛らしい。
キューブ型なので容量も大きい。画像はキッズ・アミのもので重さは1,000gととても軽い。 |
縦型 |
横型に対して、半かぶせを縦型と呼ぶことがある。
学習院型も、普通のキューブ型も全てキューブ型。 |
カブセの長さ〜全カブセと半カブセ
大多数が学習院型+全カブセの組み合わせです。
カブセの長さは画像上の全カブセと画像下の半カブセがあり、全カブセタイプが一般的です。
- 1.全カブセ:殆どのランドセル。
- 2.半カブセ:半カブセにも長いタイプ(左のこのさきのランドセル)や短いタイプ(右のキッズアミ)
カブセが長い方が開けたときに跳ね返りにくく、金具で顔を打つことを防げます。下の長い方が「このさき」、短い方がキッズアミです。
飾り(刺繍の形・革のモチーフ)
ハ ー ト |
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テ ィ アラ |
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バラ |
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リボン |
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盾 |
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その他 |
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ユニークなデザインの子供と大人のランドセル
子供用ランドセル
あの土屋鞄のランドセル。凄くシンプルでお洒落。大人ならこのシンプルさの良さがわかるが、子供はどうだろう。
ヌメ革のランドセルなので雨に濡れたら手入れが必要なので親が大変そうだ。
大人になって使うこともできそうなデザインだ。
65,000円 |
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LIRICOが出しているランドセルだが、流石にここまでやるかという感じ。小学校1年生が背負うには余りに荷が重くないか?大人が背負った方が様になる。 |
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メゾピアノの大人っぽい色とデザイン。派手な模様だけれど抑え目な色が全体を大人しくまとめている。思うに大人の女性が背負っても似合う。 |
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かぶせにリボンが着いてしまった。ここまでやる?可愛らしさを追究するあまり立体的なデザインを取り入れてきた。
高島屋オリジナルのランドセル。 |
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アリスランドセルのアリスが刺繍してある。 |
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カブセの周囲に出ているギザギザはリボンです。メゾピアノのヴェルニリボンランドセル。
おそらくリボンは濡れても大丈夫な素材からできているはず。
デザインも思いがけないものが沢山出てきて見るには楽しいです。 |
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ランドセルの見た目はカブセで決まるので、デザインも様々。
シンプルな模様がいいか、このかぶせのように、沢山可愛らしい模様が入っている方が良いか、判断が分かれるところです。
因みに私はシンプルなデザインが好き。例えば鞄工房山本のコスモスのデザインは良くできている。 |
海外では日本のランドセルをお土産に買って帰るのが観光客の間で流行っています。主には台湾と中国の観光客が中心ですが、日本のランドセルは世界中に広まって行きそうな勢いがあります。
ここでは人気があるのはあるけれどランドセルのちょっと変わったデザインを紹介します。
大人が使うランドセル
大人も愛用するが、小学校1年生も使っています。なかなか渋くてカッコ良いので6年間だけでなくて、大人になっても使えるので、多少高くてもかなりお得ですよね。 |
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イタリア製ランドセル。バンビーノバンビーノ |
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広島県尾道市の彩工房が作っている、帆布で作ったランドセル。これはお洒落です。子供の背負えるデザインですね。雨に濡らさないようにしないといけません。
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悪戯堂の出した大人用ランドセル。構造を見ると小学生用のランドセルに少し手を加えただけに見える。
これなあら帆布のランドセルの方が個性的だ。 |
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イタリア製のランドセル。シルバーとデザインがまっちしていてお洒落。88,000円するがこれなら惜しくないほどの恰好良さ。
牛革とビニールでできていて1.4sと軽い。 |
先輩ママ達はランドセルの色とデザインをどのように選んでいるか?
ランドセルを選ぶ時に色とデザインは重要な要素です。
実際に「ランドセルを選ぶ時に一番重視したのは
子供が
- 「色70.8%」
- 「デザイン23%」
であるのに対して、
親は
- 「軽さ22.3%」
- 「色15.7%」
- 「収納・機能15.7%」
のように、親と子供の重要視したポイントを比較すると一致しません。
これが子供と親の意見がぶつかる要素でもあります。親がランドセルメーカーを決め、そのメーカーのブランドランドセルの中から子供の好きなデザインやカラーを選ばせることが多いです。
さらに最も重視するのは「丈夫さ」であり、ランドセルを使ってからは「色やデザイン」の比重は軽くなり丈夫さはもちろん、容量(収納力)や背負って軽い機能をもっと重視すればよかったと後悔しているお母さんが多いようです。
子供と家族が衝突する要素
例えば次のように子と親を比較すると、好みが違います。親子で良く話し合って決定できれば良いのですが、なかなか一致はしないでしょう。
許せる範囲であれば、できるだけ子供の意見を尊重したいところです。2012年の調査では、色については60%以上が子供が選んでいるようです。
ただ余りに奇抜な色だったり、高学年になれば飽きる可能性が大きい色だと思えば、「親との折衷案で決める」「将来飽きても買い替えない」「6年間そのランドセルを使い続ける」ことを約束させたいですね。
約束を守らせることも大事な教育なのでは?と思います。買い替えないと約束して購入したランドセルであれば、思い切って購入しても良いと思います。
子供に人気のある色 |
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親が希望する色 |
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はぴはぴさんの調査から購入したランドセルの色がわかります
はぴはぴの調査をお借りして、実際にどんな色のランドセルを購入したか100人の結果を紹介します。(男の子55名、女の子45名)
女の子
他の調査と同じように、女の子の一番人気はピンクです。次は赤、茶です。
黒色も2名いるのも印象的です。最近は女の子の間で黒が静かなブームだそうです。
男の子
男の子は定番の黒と紺が圧倒的に多いです。緑も結構多いのには少し驚きです。シルバーが少数ながらも2名いるのも、印象的ですがあまり見かける事は無いように思います。
参考)「はぴはぴ」を参考にさせてもらいました。ありがとうございます。
こちらに詳細が載っていますよ。⇒ https://hapihapi.com/?p=421#prettyPhoto
デザイン性と問題
最近は昔のランドセルと比較すれば、サイドやカブセににハート、リボン、星、ボールなどあしらったものが沢山あります、この子供に好まれているキャラクター物を選ぶ事は良く話し合う事が大事です。
というのもキャラクターものは高学年になったときに飽きが来る可能性が高いからです。
購入時点では、幼稚園児の好き嫌いなので仕方がないとはいえ、キャラクターものだけは説得させてやめさせましょう。4年生ぐらいになって大人っぽくなってくれば、背負うのが恥ずかしくなり嫌がるか、買い替えて欲くなります。
可愛い刺繍の入ったランドセルが女の子に人気ですが、一方で汚れが目立ったりするかもしれないので良く調べましょう。