女の子に人気のカラーランキング
フィットちゃんで購入されてる女の子のランドセルカラー
次はカラーが豊富なフィットちゃんで購入されたカラーの割合を示します。カラーの種類が多いのが女の子の特徴です。
ランドセルメーカーそれぞれのカラーランキングは多少違っても傾向はほとんど同じだと考えられます。カラーの多さを誇るメーカーもありそれはそれで素晴らしいのですが、実際に選ぶときには却って迷う原因になることもあります。
ランドセルメーカー別の色数
女の子の人気カラーそれぞれの色数のランドセルメーカー別のグラフです。これを見るとピンク系や茶系の色の種類数が多いです。
セイバンやフィットちゃんの色の種類が多いのは当然ですが、工房系の中ではモギカバンや萬勇鞄の色の種類が多い事がわかります。
購入したランドセルの色を1500人で調査
上は購入されたフィットちゃんのランドセルの色を調査した結果ですが、メーカー問わず1500人への2021年の調査結果が次のグラフです。
調査結果は対象者や地域が違うと、かなり違ってくるので絶対では無いことに注意してください。この調査は日本全国といっても関東のサンプルがが圧倒的に多いです。
このグラフからは他の調査と比べて、紫の割合が赤を抜いてトップになっていることです。大抵の調査では赤と桃(ピンク)が1位、2位をしめてますが、紫の人気が高くなっていることは間違いないでしょう。
入学前は子供が好きなカラーを重視して選ぶ傾向が強いです。親の好みと違っても、最終的には子供の好きなカラーやデザインにしたというお母さんが7割近くいるという調査があります。
一方で背負う機能が最も重要なことに変わりはないので、まずはわが子に合ったメーカーを選び第二に子供がデザインとカラーを決める順番で決定するのをおすすめします。
- 親が機能重視でランドセルメーカーを決める
- その中から子供がデザインとカラーを決める
子供が好きな色を選ぶことでランドセルを大事に扱ってくれることもあるので、大切なポイントです。
ランドセルの色 1位.ピンク系
ピンク系 |
ピンク系が女の子の一番人気なのは定番と言えます。
ピンク系は非常に色の種類が多く、メーカーが最も力を入れて開発しているカラーです。 |
フィットちゃん
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セイバン
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ランドセルの種類がダントツに多い。フィットちゃんでは赤だったものがピンク系だったりする。
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モギカバン
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想像以上に種類が多い。
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萬勇鞄
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カバンのフジタ
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ランドセルの種類は少ない。
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ランドセルの色 2位.赤系
赤系 |
赤系は種類数が少なくなってます。ピンクの方が売れるからでしょうね。 |
フィットちゃん
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赤とピンクの区別が難しい。チェリーでもほぼ赤。種類が少ない。 |
セイバン
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ピンク系と重複してるもの多数(ビビッドピンク) |
モギカバン
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萬勇鞄
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カバンのフジタ
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ランドセルの色 3位.茶・ブラウン系
茶・ブラウン系 |
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フィットちゃん
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セイバン |
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モギカバン
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萬勇鞄
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カバンのフジタ |
ランドセルの色 4位.水色・青系
水色・青系 |
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フィットちゃん |
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セイバン |
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モギカバン |
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萬勇鞄
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カバンのフジタ |
5位 ランドセルの色 5位.紫・ラベンダー系
紫・ラベンダー系 |
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フィットちゃん |
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セイバン |
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モギカバン |
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萬勇鞄 |
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カバンのフジタ |
10年以上前の2003年の調査では、女の子のランドセルの色は74.4%が赤でした。
ではピンク系はどうかといえば、2006年ごろからピンクの女の子のランドセルが流行り始めたのです。その傾向は今でも継続しています。
多色化の始まりは、2001年にイオンが「選べる24色のカラーランドセル」を販売してからのことです。
女の子に人気がある黒のランドセル
最初に紹介したグラフです。これを見ると黒のランドセルは5%の女の子が使っている調査があります。
黒いランドセルを買うなんてとんでもないというおばあちゃんもいたりしますが、黒の好きな女の子は案外多いです。
女の子の選ぶ黒はワンポイント女の子らしいデザインが入っているので、想像してるよりかなり可愛いです。
可愛らしい黒のランドセルを紹介します。
黒の心理的効果
黒は闇や死をイメージさせるので女の子のランドセルとしては敬遠されるのでしょう。
しかし一方で洗練されたイメージや高級感もあるためプラスのイメージでとらえることができます。
女の子は黒のランドセルをクールで都会的なイメージとしてとらえてるんだと思います。
フィットちゃん
ポップガール | |
ロマンティックガール |
セイバン
コンバースデコキッド | |
コンバース モノクローム |
参考)女の子の人気ランドセル
天使のはねのセイバンランドセルの色の種類を調査
女の子の好きなカラーを天使のはねのセイバンで調査したところ、次のようでした。茶色の種類が多いのがわかります。
女の子の好きなカラーの種類は男の子の2倍近くもあるんですね。そうそうラベンダーも人気のある色になっています。
紫系といえますが紫系は色の幅が割りと広いので、薄めのパステルカラーから濃い紫まで全く印象が違う色ですね。
天使のはね カラーの種類
【女の子(25種類)】ピンク系:3種類、 赤系:3種類 紫系:4種類 青系:7種類 茶系:6種類 その他:2種類
女の子の色の種類はそれぞれの系統でほぼ同じ。ピンク系と赤系を同じ系統ととらえると6種類となるので、青系7種類、茶系6種類とほぼ均等です。
比較して、男の子は昔から今に至るまで黒系・青系が圧倒的に多いです。女の子のカラーの好みは色々ですが、男の子はやはり黒・青中心です。 |
女の子は赤、男の子は黒が定番だった理由とは
昔、女の子が一番多く背負っていた赤のランドセルは、今ではピンクに入れ替わり赤は2番あるいは3番です。
おばあちゃんが「女の子は絶対に赤ね」とか言ってましたが、昔赤色が流行った理由は、染色技術がまだ発達していなかったので、発色できる色が赤しかなかったからす。
もし昔から多種類の色があれば、おばあちゃんの「女の子は赤よね」という言葉は「女の子は赤やピンクや茶や紫、たくさんの色から選べば良いんだよ。」となっていたでしょう。
女の子のランドセルのカラーで起こる問題
- ランドセルの色を後悔する
- 高学年になると色を嫌がる
- ランドセルの色に飽きる
- ランドセルの色でいじめられる
- 汚れが目立つカラー
少数ではあっても上のような問題が起こっています。
子供と親の意見が合わない時どうする
ランドセルの色を決める時、子供の選んだ色を親が気に入るとは限らない。それは良くあることです。女の子に人気のカラーであっても親は気に入らない。逆に親が気に入った色を子供が気に入らないことも多々あります。
こんな時親は本当に困ります。親の言い分を通すべきか、子供の言い分を認めるべきかで悩んでしまいます。
そこに、姑さんが「女の子はやはり赤よね」と参加してきて口を挟(はさ)もうものなら、話はややこしくなり楽しいはずのランドセル選びが苦痛になってしまう。実際にそういうお母さんはいらっしゃいます。
ただ言えることは、幼稚園年長さんの女の子がとても気に入ったカラーであっても、高学年になると飽きて嫌になったり、恥ずかしくなることがあるという事。また好きな色を買えなかった時にそのランドセルを大切にするか?という矛盾した現実。
幼い子供が欲しがる色をやめるように説得するのは簡単ではなく、親子で良く話し合えなければしぶしぶ子供の言い分を聞くか、その逆かにするしかありません。
そのときに大事なのは親としての考え方に一貫性を持たせることかな。親が感情で揺れ動くと子供も更にぶれてしまいます。
なぜお母さんが別の色が良いと思っているかを、実際に背負っているお兄ちゃん、お姉ちゃんが背負っているランドセルの色を見て教えてあげたら、子供の考えも変わるかもしれません。
親子で意見が合わない時に使いたい「質問」
私は別のランドセルが欲しかったのに、お母さんが嫌な色に決めたという思いは長く残るかもしれません。
子供が欲しい色とは違う色が望ましいと思った時には、子供に次のような質問をして自然に考えてみませんか。子供はまだ経験値がないので、何故その色が駄目なのかわからないのです。
どんな色もデザインもありなんだと親が分かってくると、最終的には子供の好きな色とデザインで良くなるでしょう。
少し誘導して子供に考えさせる質問。
6年生までその色をずっと使うのよ。新しくランドセルを買い換えたりはしないのよ。その色は使い続けられる?もう少し考えてみる?
この時に迷うならまだ考え直す余地があります。
6年生の○○のお姉ちゃんがこのランドセルを背負ったとしたら似合うかしら。お姉ちゃんはもう大きいんだからこっちのランドセルが似合うと思うけどね。どう?
お母さんの気に入った色にするためというのではなくて、本人が自分で決めたんだから6年間背負って行くという気持ちにさせる事が目的です。
高学年になって恥ずかしくなったとしても買い換えないよということは、子供が自分で決めたという思いがあれば納得しやすいのではないでしょうか。
上手くいけば(お母さんの考えている)もっと良さそうな色に考え直してくれるという程度のコミュニケーションです。
勝手に送ってきたランドセルの色が気に入らない子供
お母さんの姉妹から贈られたランドセルが1万円しない赤いランドセル。それまで娘さんと一緒にランドセルを見て回りあれがいい、これがいいと楽しく話し合ってたのに、予想外の出来事。
贈ってあげるのよ(有りがたいでしょ)という態度もどうかと思ったけど、「赤」という定番の色だけにはしたく無かったのに。娘はかなりいやがったけど、いやいやでも背負って行ってくれました。けれど5年生の時壊れて買い換えたという話がありました。
親切心で贈るのなら、贈られる側の都合を聞いてくれたらと思いますね。5年生になって買い換えても2年間も使わないのですから勿体ないし、そのランドセルを1年生の時から背負っていればどんなに良かったことでしょうね。
ランドセルを購入する前に、突然ランドセルを贈ってくる可能性のある人がいれば、自分たちで選んで購入するとを、それとなく伝えておいたほうが良いでしょう。この手の話は割とあるのでご注意を。
50%以上の祖父母がランドセル購入資金を出してくれても困ることは何?
祖父母がランドセルを購入する時にもトラブルっぽいことが起こりがちです。
それこそ女の子は赤、男の子は黒と決めつけている方も中にはいるので、上のケースと似たような事が起こり、それがお母さんにとって姑さんなら子供との板挟みになって大変です。
理解のある祖父母さんなら気を使って贈ってくれるでしょうが、そうでない場合も半分ぐらいはあり得ると思ってた方がいいですよ。もう早めに購入してそれとなく買ったと宣言するのもいいかもしれません
祖父母にランドセルを購入してもらう時の注意点
- 購入時期が早期になっている事を知らず、孫が欲しいランドセルが見つからないという最悪の事態もありえる。
- 男の子は黒、女の子は赤という思い込みが強い。
- 父方の祖父母と母方の祖父母の両方の顔を立てるのは難しい。
- A4フラットファイルサイズを選ぶという視点が無い。
- 祖父母が勝手に選んだランドセルを送ってくる。
ある時期を過ぎると好きな色はないかも・・
とにかく子供が気に入らなければ、せっかくのランドセルを我慢して背負って行くなんてかわいそうですよね。
事前の予防対策をしておきましょうね。また、遅い時期だと好きな色はみんなが好きで売り切れている可能性があります。
お盆頃までにはランドセルを購入した方が好きなカラーが手に入れられますよ。
昔は変わった色や背負っている子が少ない色は、いじめられると言って敬遠してましたが、今は何でもアリといえるほどカラフルですから、まずは問題ないでしょうね。
入学前に「子供の好きな色を選ばせてあげて」と通知する学校があるようです。
入学する小学校が、子どもたちが背負ってくるランドセル選びに関して、意見を言うことは無いことだと思ってました。
ところが、一部の小学校では入学前に各家庭に「子供たちには好きな色のランドセルを選ばせてあげてほしい」との通達が何年も前から来ているそうです。
その影響で、その小学校の子供たちの多くが、男の子が「赤いランドセル」を、女の子が「黒いランドセル」や「青いランドセル」を背負っているそうなんです。
ジェンダーフリーを推し進める方針なんでしょうか。確かに男の子が赤いランドセルを背負ってはいけないという事はないでしょう。
でもどうなんでしょう。学校の意図が気になるところです。以前赤いランドセルを背負ってきて虐められた男の子でもいたんでしょうか。
小学生の女の子・男の子の好きな色に関する調査
ランドセルの色とは関係のない調査です。男の子女の子それぞれ600人以上を調査しているので信憑性はかなりありそうでうす。
小学生の好きな色の調査です。興味深い結果もあります。
ピンクが最も好きな色にはなっています。同じぐらい水色が好きなんですね。女の子の結果はランドセルを選ぶ結果とそれほど違いはないようです。
ところが男の子の結果は意外なものでした。
まず第一に赤が2番になっていること。確かに広島カープは赤ですし、戦隊モノのヒーローも赤かったりしますよね。ジェンダーフリーではなく、本当に好きなランドセルの色を選ばせれば、上に書いた小学校のようになるのかもしれませんね。
黒が5番目というのも意外です。てっきり1番だろうと予想していました。
ランドセルを選ぶときに好きな色を選ばせると
男の子と女の子の特徴が平均化するのはかえって不自然だと考えていて、今でもそれは変わらないんですが、現実には変わっているのでしょうか。
親がそのあたりを真剣に考えてみて、敢えて赤は選ばせないということでも良いでしょう。このあたりは難しくてよくわかりませんが男女の特徴を平均化する方向に向かうのは良くはないでしょう。
男の子は黒、女の子は赤というものを初めとして、沢山の既成概念が、男の子らしさ、女の子らしさというものを形作っています。
そしてそれは自由というよりも、必然性があってそうなった面が強いと思うのです。
たかがランドセルの色ですが、「男の子らしさ」「女の子らしさ」とランドセルの色とを関係づけるかどうかは案外難しい問題です。
まとめ
女の子の背負っているランドセルの色は、ピンク系と赤系を中心に茶系や水色系、それに紫系や黒系の順になっています。
ピンク系と赤系の比率はピンク系が赤系の2倍もある小学校もありますし、赤系の方が多い小学校もあり様々です。
男の子に比べて女の子のランドセルの色の系統は、2倍とまではいかなくても10種類くらいは多いようです。
色の系統については出尽くしているので、2018年度は各色の系統のなかでも落ち着いた茶系のような色が増えるでしょう。
女の子の一番好きな色は「水色」という調査結果があるのに、ランドルでは水色が4位になっているのは水色のランドセルは汚れやすく別の色を選ばせたからかもしれません。