ランドセルと放射能汚染について
牛革ランドセルなど放射能汚染がありませんか?
東日本大震災による放射能事故の影響
ネットで調べると、ランドセルの自然皮革素材と、2011年の原発事故による放射能汚染との関係が色々語られています。
私はこれを読んでアッと思いました。赤ちゃんの粉ミルクの放射性物質汚染には神経質だったのに、なぜランドセルには無頓着だったのだろうかと。そんなお母さん方は結構多いのじゃないでしょうか。
東日本からは靴の革は購入しないという鞄屋さん
ある方が靴屋で話していると、靴屋の主人が聞きもしないのに鞄の革は東日本の会社からは買わないようにしていると話したそうです。
革の原産地はアメリカでも加工地が東日本の会社の場合には、放射能汚染のランドセルを作らないために取引はしないことにしていると。
まさに風評被害では無いのかと考えましたが、実際に汚染がされているのでしょうか。
もしも汚染されている物を6年間も背負い続けていれば何らかの健康被害は考えられます。
まあ、でもこれは2014年である現在は加工地が東日本でも西日本でも大して変わらないのではないかと思います。
ただ福島の原発事故跡からは、未だに大量の放射性物質が出続けているのだし、事態は全く良くなっていないどころか海洋汚染がどんどん拡がっている懸念があります。
風評被害と声を大にしていうのなら科学的データをきちっと示さないと無責任というものです。
今年購入するランドセルの放射性物質汚染のデータはどこのランドセルメーカーでも出していないので全くの未知数です。
そんなに心配なら合成皮革のランドセルを購入すれば安心かと思うのですが、当時工場が原発事故のあった地域なら、やはり安心はできなかったでしょう。
メーカーは契約上の守秘義務があるとのことで、どこの工場で作られているのかを公表しない姿勢です。
一方福島に本社も工場もあるメーカーは安全対策を公表しているのが対照的です。
2017年度現在ランドセルの放射能汚染を心配する声は全く効かなくなりましたが、現実として心配がないのかどうかとは別です。
一切の放射性物質の汚染状況が国民の前に公表されないのですから判断もできないし、一般の人は忘れてしまいます。
心配ないと言うのなら公表すれば良い、しないのはできないからだろうと考えるのは正しい考え方だと思いますが、どうでしょう。いつまでもベールに包まれた放射能事故ですよね。
福島県内にランドセル工場のあるメーカー
参考までのことですが、現在わかっている範囲のランドセルのメーカーです。
- 株式会社栄伸
- ララちゃんランドセル
- あんふぁん
- 武田産業
ランドセルメーカーと天然皮革の原産地と工場所在地
フィットちゃん
製造工場:富山県 |
ふわりぃ |
イオン トップバリュのランドセル
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土屋鞄
牛革:南米、北米
製造工場:東京都 |
LIRICOランドセル
天然皮革:北米
製造工場:東北(最終加工地) |
カザマランドセル
製造工場:奈良県 |
セイバン天使のはね
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放射能汚染の事実はどうなんでしょうか
これまでの記事を書いてきて、2017年度の現在も放射性物質や汚染水が出続けている福島の現状について、テレビも新聞も取り上げないですね。この2〜3年の間に私も考え方が変わってきました。
ランドセルを作る天然皮革が放射能汚染されていないのかどうかいまだに心配であるんですが、反原発を声高に叫ぶ人たちの言う事もそのまま信じるわけにもいかないのです。
国民は何一つ正しい判断材料を渡されず、風評被害と叫ぶ人たちの言い分も原発反対を叫ぶ人たちの言い分の両方を棚上げせざるを得ません。
反原発を訴えていた某有名国立大学の先生が北朝鮮に原子力の情報を渡していたとの疑いが濃くなっていることもあって、全面的に信頼してきた思いが揺らいでいます。
絶対に放射能事故を起こさないといいながら、騙されていた思いは当然あるのですが、一方で原発をやめてしまうと起こってくるであろう国力の低下によって、脅威を持つ周囲の国々が及ぼす影響の方が原発よりも怖いとも考えるようになっています。