ランドセルだけでなく教科書の重さも合わせて考えた | 軽さよりも大事なこととは?
よく牛革やコードバンなどの自然皮革は重いので、わが子には背負わせたくないというお母さんがおられます。確かにそれはもっともなこと。
小さなわが子が重いランドセルを背負ってヨロヨロ歩く姿を想像しただけで胸が締め付けられるような気持ちになるはず。
ここでは、そういう気持ちは受け止めながらも、それを一歩進めて考えてみませんかという提案です。
ランドセルに入れる荷物
ランドセルは空で背負うものではなく色々な教材などを入れて運ぶ道具だからランドセルの重さだけを気にしても不十分じゃないですか?
教科書やノートや筆箱。下の表のように、副教材である、鍵盤ハーモニカ(ピアニカ)や工作板、粘土、粘土ケース、体操着、給食用制服、習字セット、算数セット等々沢山あります。ランドセルに一度に全部入れるのではなくても、かなりの物を入れますね。
どれほどの物を入れるのか具体的に知れば、多少重くてもA4フラットファイル対応ランドセルを選んだほうが結局は楽に運べることがわかるでしょう。
ここまで書いてきたことは。A4クリアファイル対応にするかA4フラットファイル対応にするかお母さん方が悩んでいた2017年度までのことです。
なんだー今はA4フラットファイル対応だから問題ないよね。そう思ったお母さん方、A4フラットファイル対応ランドセルそのものも大型化してきています。
2019年度の現在では、A4フラットファイル対応の中でも容量の大きいランドセルを選択する事が多くなってます。。
2020年からは学習指導要領の改訂があるので、もっと荷物が多くなる可能性があるからです。一方で「置き勉」が全国的に拡がる可能性もあります。教科書の一部を学校において帰るのが普通になるかもしれない、というのが現状です。
取りあえずはどれ程の物を学校に運ぶのか大雑把に見ましょう。
通学時に持っていくもの
物品 |
画像 |
身に着けるもの |
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体操服、体操帽、上履き、体育館シューズ、シューズ
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バッグ |
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学用品 |
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算数セット
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給食用品 |
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特別行事 |
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副教材 |
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教科書の冊数と重さ
教科書は何冊使うの? |
教科書全体の重さ |
1年生
6冊、1,200g |
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5年生
2,200g
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そうするとランドセルの重さはランドセル+教科書・ノートや副教材を合わせた重さになります。1年生の教科書は6冊あり、合計で1,200gです。小学1年生の授業は毎日5時限。
そのうち3~4科目の教科書を毎日使うことになるので、600gから800gの教科書をランドセルに入れます。
A4フラットファイル対応でもメーカーによって収納力は随分違う事を知らないと失敗します
A4フラットファイル対応だったら安心?どこのブランドでも同じ収納力だと思ってランドセルを選んだら、残念な結果になるかも。
ランドセルに収納するものは年々増えているんですから、手提げ袋などなるべく使わないほうが安全ですから、A4フラットファイル対応ランドセルの中でも収納力の大きな物を知っておいた方が良いんです。
詳細は次の記事を参考にしてください。
参考記事)ランドセルの収納力(容量)を比較する
ランドセルの素材の違いは大した違いではない?
ランドセルと合計で3~4kgの重さになるのですから、クラリーノやタフガードに比べて牛革やコードバンが200~300g重いというのは、それほど問題にはならないと思いませんか?もちろん200gでも軽いランドセルを選びたい考えが間違っているわけではありません。。
反論があるのは承知してますが、私は200〜300?の違いよりも背中や肩にピッタリする背負うと軽く感じる機能のあるランドセルを重視したい。この機能さえあれば気に入ったランドセルが若干重いから諦める必要は無いのではないでしょうか。
背負って軽く感じるランドセルはピタッと背中や肩にフィットしたランドセルの事です。立ち上がり肩ベルトが第一候補になります。荷重分散する背あてはキッズアミの「ウインディソフト」が優れています。
クラリーノでも自然皮革でもどちらの素材でも良い人はクラリーノを選び、重さが原因で自然皮革を諦めかけてる人は、その必要はないですよと伝えたいです。
牛革でもコードバンでも背中にフィットすれば軽く感じるし、クラリーノでもぴったりしなければ重いんです。それを知った上でコダワリが無いからクラリーノにする選択は当然ありだと思います。
ランドセル名 |
重さ |
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タフガード:1,200g |
グッドボーイ |
クラリーノエフ2:1,140g
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クローネティアラ(牛革) |
牛革:1,400g
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コードバンランドセル(コードバン) |
コードバン:1,500g
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参考)ランドセルの重さの選び方
高品質なランドセルは重い
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