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ランドセル症候群って何? | ランドセルが姿勢の悪さの原因に!

小学生になると、毎日ランドセルを背負って学校に行くのが日課になりますよね。お母さんの中には、「このランドセル、子どもの姿勢に影響しないかな?」って考える方もいるかもしれません。

 

でも、成長期に毎日使うものだから、やっぱり関係があるのかなって気になりますよね。今回は、ランドセルと姿勢のことを一緒に考えてみましょう。子供が元気に通学できるヒントが見つかるはずですよ。

 

ランドセルを購入するポイントは体の負担を軽減の割合が少ない

 

上のグラフを見てください。ある調査(2015年4月の資料)によると、ランドセルを選ぶ時に「体の負担を軽くする機能」を重視する母親は、全体の9.2%だけなんです。

 

色やデザイン、丈夫さ、値段に目が行きがちだけど、姿勢や背負いやすさもそれ以上に大事なポイントなんですよ。

 

子供たちの姿勢の評価

 

ランドセルと姿勢の関係

 

子供の姿勢を「どう思う?」って聞くと、45.2%のお母さんが「姿勢が悪いかな」と答えてるんです。一方で、「姿勢が良い!」って言えるのは7.6%だけ。

 

成長期って体がぐんぐん変わる時期だから、気になりますよね。

 

姿勢が悪いー猫背が多いね

ランドセルと猫背との関係

 

姿勢が悪い子の特徴で一番多いのが「猫背」で、70%もいるんです。あとは、左右に傾く子も見られるみたい。でも、これがランドセルとどうつながってるのかは、まだはっきり分からない部分もあるんです。

 

ただ、毎日背負うものだから、全然関係ないとは言えないですよね。姿勢が崩れにくいランドセルなら、背負うのも楽ちんで、軽く感じるはず。

 

おしゃれなデザインも素敵だけど、姿勢に優しいものを選んであげたいですね。

 

前かがみ(猫背)とランドセルの関係

ランドセルと前かがみ姿勢

「ランドセルが姿勢に影響するなんて考えたことなかった」というお母さんも多いかもしれません。

 

ランドセルと姿勢はどのように関係しているか 
でも、背中にぴったりフィットしないランドセルだと、後ろに引っ張られて、前かがみになりがちなんです。

 

例えば、重い荷物を背負うと、自然と「負けないように!」って前に傾いちゃう。それが続くと、猫背になっちゃうことも。

 

他にも、椅子に座る姿勢も大事でlどちらか一方の脚だけを組む事や、片手で荷物を持つ癖も影響して姿勢は反対に傾きます、小さいうちから「まっすぐ立ってね」って教えてあげると、将来の側弯症予防にもつながりますよ。

 

まだ体が成長していない子供は左右に偏らない荷物の持ち方が重要なんです。

ランドセルとバックパックは子供の姿勢への負担が違う | バックパックがダメな理由

バックパックは一見背負い安そうです

 

最近、バックパックやナップザックを背負う子が増えてるみたいですね。おしゃれで流行ってるけど、荷物をパンパンに詰めすぎると心配なことが。

 

例えば、テレビで見た12歳の女の子が、テニス道具で膨らんだバックパックを前かがみで背負ってたんです。

 

運動してる子だから大丈夫そうだけど、毎日重いバックパックで通学するのは、ちょっと怖いなって思います。肩に食い込んで、後ろに引っ張られやすいから、猫背になりやすいんです。

 

バックパック(ナップザック)は肩に負担がかかり後ろに引かれやすい

 

この子は猫背の姿勢でバックパックを背負って歩いているわけです。これでは姿勢が悪くなると心配になりました。

 

もちろん長時間背負っているわけではないし、筋肉もテニスをする中で鍛えられていくので、この女の子がこんなことで姿勢が悪くなるとは思いません。

 

しかし、運動も何も特にしない子供たちが、ランドセルの代わりに荷物をパンパンに入れたバックパックを背負って通学したら怖いなと感じませんか。

 

ランドセルとバックパックの違いって?

 

ランドセルのいいところ

 

ランドセルは重心がまっすぐ下に降りるていると背負い安い
ランドセルは重心がまっすぐ下に落ちるから、背負いやすい。奥行きは12cmくらいで、後ろにズレにくい設計。

 

肩ベルトは背カンで調節できて、背中にぴったりくっついてくれる。幅広でしっかりしたベルトが肩に優しく、背あてが腰や背中にフィットするから、重さが体全体に分散されて楽ちん。後ろに引っ張られる心配も少ないです。

 

バックパックの気になる点

バックパックは肩に食い込みやすく重心が背中から離れる
バックパックは肩に食い込みやすくて、荷物が膨らむと重心が背中から離れてしまう。すると、後ろに引っ張られて猫背になりがち。

 

肩ベルトも調節が難しく、背あてが体に合わないから、重さが偏っってしまう。中がぐちゃっと動くと、子供の体にも負担が。

 

ランドセルは姿勢を守る工夫がいっぱい

ランドセルって、実はすごいんです。肩ベルトや背あてが体に寄り添って、姿勢が崩れにくい工夫がたくさん。

 

海外でも「機能的でおしゃれ!」って人気なのは、ただ可愛いだけじゃなくて、ちゃんと使えるからなんですよ。

 

例えば、アメリカでは「重すぎるバックパックでケガが増えてる」って問題になってるけど、ランドセルならそんな心配が減るんです。

 

アメリカからの心配な声

アメリカのデータ(2013年)によると、バックパックでケガして病院に行った子が5400件以上もあるんです。背中や肩の痛みを訴える子が増えてて、医者さんが「バックパック使ってる?」って聞くと、「うん」って答える子が多いそう。

 

重さが子どもの体重の5〜10%を超えないように、幅広で調節できるベルトを使ってね、ってアドバイスされてます。両肩でしっかり背負うのが大事なんですよ。

バックパックの重さが子どもの体重の5〜10%を超えないようにし、幅または高さが子どもの胴体より小さいものを使うよう勧めている。ショルダーストラップは幅広でパッド付きの調整できるものとし、子どもが持つ場合は常に、両方のストラップを使うべき。Bautch氏

 

重いバックパックが体に与える影響

重いバックパックは背中や肩に負担をかけて、腰痛やしびれを引き起こすことも。血管や神経を圧迫して、長時間だと「ピリピリする」って感じる子もいるみたい。

 

片側に偏ると、筋肉がアンバランスになったり、側弯症のリスクも出てきます。ランドセルなら、そんな心配が少ないんです。

 

まとめ

子供の姿勢って、毎日使うランドセルとつながってるんです。軽さも大事だけど、背中にフィットして、背負いやすいものが一番。

 

おしゃれなデザインも素敵だけど、「これなら楽だよ!」って笑顔で背負えるランドセルを選んであげてくださいね。

 

例えば、キッズアミやフジタみたいに、肩ベルトや背あてがしっかりしたものがおすすめ。

 

 

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