ランドセルはA4クリアファイル対応を選べば十分ですか
2017年度からランドセルのA4フラットファイル対応化がかなり進み、2019年度A4クリアファイル対応ランドセルは減り、たくさん残されていたフィットちゃんも6種類に激減。
殆どのランドセルメーカーがA4フラットファイル対応のみに。工房系の一部にA4クリアファイル対応が残されているのですが、特別な場合を除いてA4クリアファイル対応はあまり必要とされなくなりました。必要な場合もあるので残しておいて欲しいですネ。
A4クリアファイル対応を購入するのはどんなとき?
- 入学時に体格が小さくてA4フラットファイル対応ではランドセルが大きすぎる場合
- 入学する小学校でA4フラットファイル対応を使わない場合
- ランドセルに入らない荷物は手提げ袋に入れる場合
- 置き勉が認められてる小学校なのでランドセルに入れる荷物が少ない場合
A4ファイル対応ランドセルには2種類ある
@A4クリアファイル対応タイプ
AA4フラットファイル対応タイプ
- A4クリアファイルはA4用紙を入れる薄くてA4用紙よりも一回り大きなファイル。
- A4フラットファイルはA4用紙を閉じておくための2穴のクリアファイルより一回り大きいブックファイルのことです。
A4フラットファイルのサイズは色々ありますが、基準はコクヨの紙製のものです。もっと大きなものもあるので購入時には注意してください。
SサイズのA4フラットファイルもあり、A4クリアファイル対応ランドセルであっても入ります。そのようなSサイズのA4フラットファイルを使う小学校もあります。
A4フラットファイルを使うからA4フラットファイル対応ランドセルでないと入らないことは無いんですね。
殆どの学校でA4クリアファイル対応ランドセルで十分でしたが学習指導要領の改訂で状況は変化してきました
A4フラットファイルとA4クリアファイル対応のランドセの大きさの違いを比較すると、わずかに1〜2センチ程度です。気にするほどの違いではないことは確かですが、A4フラットファイル対応では教科書がランドセルの中で横揺れしやすくなります。
A4クリアファイルさえ使わない学校もあり更に大きいA4フラットファイルは使わない学校がたくさんありました。
学校によって使うファイルが違うので一概に言えませんが、調査によると、殆どの学校でA4クリアファイル対応で良かったのです。
ところが2020年の学習指導要領の改訂で教科書のページ数が更に増えると予想されています。そのため、イオンのみらいポケットのように大容量のランドセルが売られています。
ランドセルが重すぎて小学生の負担が大きいという訴えに対して、文部科学省は各都道府県の教育委員会に「置き勉」を認めてほしいと通知文を出したのが2018年。
既に置き勉を認めている小学校もあるので、入学する学校に問い合わせて、A4クリアファイル対応ランドセルで良いかどうか聞くことをおすすめします。
小学校もこれ以上ランドセルが大型化するとロッカーに入らないのでやめて欲しいと聞きます。
A4フラットファイル対応のランドセルが大きくて嫌な場合、手提げ袋を使えば問題はありません。年に数える程しかA4フラットファイルを持ち帰ることがないのなら、わざわざ大きなランドセルを購入する必要もありません。
ただA4フラットファイル対応のランドセルを使うメリットは、両手を空けてとっさの転倒で手がつけること。通学時の安全性を高めるというメリットは捨てがたいものがあります。
手提げなど使わせたくないと考えられればまた違ってきますが。余り拘らなくて良いポイントではないでしょうか。
ランドセルがロッカーに入るかどうかの問題
更にもう一つ考えないといけないのが、A4フラットファイル対応のランドセルがロッカーに入るかどうかということです。
ロッカーにはランドセルの他には絵具やピアニカなども入れます。これは案外盲点なので、入学予定の小学校に問い合わせましょう。
A4クリアファイル対応とA4フラットファイル対応の比較
A4フラットファイル対応ランドセルは、幅が広く大きいランドセルになります。
A4クリアファイルの幅は22センチです。A4フラットファイルは23センチの幅ですから、それほど大きな違いはありません。