ランドセル販売開始の状況2016〜2017年度
2016年度の販売を開始しました
2017年度は2016年度に比べて販売の開始時期が早まっています。天使のはねは4月6日に販売開始。フィットちゃんは4月28日。萬勇鞄は5月9日とそれぞれ1〜2か月も早まっていて、ゴールデンウィークを睨んでの販売開始の早期化でしょう。
そういう中にあって、鞄工房山本は新しく人工皮革を追加するので、時間がかかるために6月20日販売開始として今までと違いません。しかし開始後は昨年度と同じように注文が集中すると予測できます。
2016年度はランドセルにとって、大きな変化のある年になります。それは人気のある多くの工房系のランドセルが全面A4フラットファイルランドセルに変更したからです。工房系の人気ランドセルは全体から見ると10%程度ですが、質の高さと背負い安さで徐々に人気と販売シェアが広がって来ています。
それだけでなく、今年度は昨年よりもランドセルの価格が高くなり、それでも人気のランドセルは売れるという予測がたっています。ランドセルが高級化しているわけです。そういう需要に応えられるランドセルはやはり工房系のランドセルの中でも人気あるものに限られてきます。工房系のランドセルは重いと評価されることがありますが、実際に背負ってみるとその軽さにと高い評価が集まっています。
ランドセルそのものは少し重いのですが、何故軽く感じるのでしょうか。人気のある工房系のランドセルは、少し重いというハンディがあるために、背負い安さを徹底的に追及することでハンディを解決してきたからです。例えば鞄工房山本の肩ベルトは敢えて角度をつけて立ち上がらせていません。その理由は子供たちの肩のカーブはそれぞれ違うので、自然にフィットするように無理やり立ち上がらせるようなことをしていないからです。
もちろん肩ベルト一つとってもメーカーでそのコンセプトが違いますので、トータルで背負い心地が良くて、教科書を入れて背負った時に軽く感じられれば良いのです。ララちゃんランドセルも自然にフィットさせるという同じコンセプトで作られています。
フィットちゃんは、肩ベルトが立ち上がっていますが、肩ベルトにプラスティック芯材が入っていないので、肩に心地よくフィットします。プラスティックの芯材はランドセルの肩ベルトに弯曲はつけますが、それが却って肩の違和感を生むこともあるのです。ラ・ポンテは2016年モデルで安全面に配慮した「安ピカッ」シリーズに力をいれていくそうです。
60M先からでも反射材がピカッと光ったのがわかるように作ってあります。この安ピカッシリーズは暗い夜道で子供の安全性を考えてあると好評でした。